抹茶タケノコ

毎週日曜に小説の感想を投稿しています。

好きな主人公(五代雄介、高海千歌、桜田ヒロム、高山我夢)

好きになれる作品ってやっぱ主人公が魅力的だなと思ったんですよ。

 

もちろんそういう作品は他にも魅力的なキャラクターがいるし、一番好きなキャラクターは主人公じゃないこともあるんだけどその作品の主人公が主人公としてとても好きというか。

 

……何言ってるかよくわかんないし、かんがえたらそもそも主人公嫌いだったらドハマリまでとは言わないなけど。まあ、そういうことですよ。

  

で、僕が過去にドハマリした作品はなにかといえば

 

 

仮面ライダークウガ

ウルトラマンガイア」

特命戦隊ゴーバスターズ

ラブライブ!サンシャイン!!」

 

の4作品はもう何度も見た、ドハマリといっていいレベルに好きな作品だ。

 

サンシャインはそれぞれの話を無料配信中に少なくとも1日1回は見ていたし、BDも買った。

 

下3作品はどれも50話近く、あるいはそれ以上あるけど5回は見てるしAmazonプライムやニコ生でちょいちょい見直してる。

 

この4作品の主人公(高海千歌、高山我夢、桜田ヒロム、五代雄介)の共通点は何かと考えたら明るい性格なのに心にネガティブな「何か」を抱えていることかなと。この何かってのはさっきあげたのははだいたい「悔しさ」なんですけど。

 

ちゃんと表せてるか自信はないけど多分これが一番近い。

 

つまり何が言いたいかって言うと

 

この4作品めっちゃ面白いから見て

 

そう、つまりは布教。主人公と作品の魅力を語りたいだけです。

 

割りとネタバレたっぷりですけど、この記事で興味を引く事はあっても面白さを損なうことはない……と信じたい。少なくともこの程度じゃ面白さは殆ど失われない。

 

目次です。クリックすれば対応箇所に飛びます

 

仮面ライダークウガ(五代雄介) 

EPISODE 1 復活
EPISODE 1 復活
 

 記念すべき平成ライダー第1作、仮面ライダークウガ

ご都合主義な展開をとことん排除し行動理由や出来事に可能な限り理由付けをしてリアリティを追求した見応えのある作品。

 

そんな仮面ライダークウガの主人公は笑顔とサムズアップの似合う好青年、五代雄介。

 

ヒーローに変身する彼は、たとえ相手が悪(未確認生命体)であっても誰かを殴る感触を好きになれずその結果最初の変身が中途半端なものになってしまうほどに優しい男である。

 

 しかし、自分たちと全く違う価値観を持つグロンギにより大切な人を殺され、泣いている女の子をみて

 

こんな奴らのために、これ以上誰かの涙は見たくない !みんなに笑顔でいてほしいんです!!

 

だから・・・見てて下さい! 俺の、変身!

 

みんなの笑顔を守るため、誰かを殴る苦しみを、戦う辛さを自分で背負うことをカクゴし、本来の変身をする。

 

これがクウガの1話と2話。五代雄介の戦いの始まりでした。

 

その後もしばらく彼は戦いますが、自分が死にそうになっても余裕は崩さず自分の笑顔を守り続け、誰かの笑顔を守ります。

 

しかし、そんな彼はとある回で自分の感情を爆発させます。

 

ゴ・ジャラジ・ダと呼ばれる怪人が登場する回です。あまりに卑劣な彼の殺人に、我慢の限界が訪れ彼は初めて本気で敵を殴り、本来は必殺技を決めればそれで方がつくのに最後はジャラジを何度も切りつける。

 

戦いに勝利した彼は、いつも戦いの後に必ず一条さんに見せていたサムズアップも、笑顔もみせることなくただ佇むだけでした。

 

そこからです、彼が戦いの中に自分の中のよくない感情がにじみ始めてきたのは。

 

そして最終回。グロンギ一族との最後の戦い。

 

派手な必殺技もなく、殴り続ける敵の親玉、ダグバとクウガこと五代雄介。

 

最終的にはお互いに変身形態を解除し生身での殴り合いになります。

 

そこで初めて、今まで隠れていた五代の、クウガの仮面の奥の表情が見えるのです。

 

いつも笑顔でい続けた五代。でもそのとき笑顔を浮かべていたのは敵の親玉で、対する五代は泣きながら戦っていました。

 

この対比が本当に心を締め付ける。

 

こう言う感じなんですよ。僕が好きなのは。

 

 

最近とんでもなく嬉しいニュースがあって思い出したんですけど同じ仮面ライダーでオーズの映司も結構五代っぽさあると思います。

 

抱えてるものはまた別の何かなのですが。 

 

ウルトラマンガイア(高山我夢) 

光をつかめ!

光をつかめ!

 

 

平成ウルトラマン第3作。ウルトラマンガイア。すごい好きなんですけど、

 

地球滅亡を企む根源的破滅招来体と人類(ウルトラマンではなく、人類。ここ大事ですよ)との戦いを描いた作品です。

 

本作のテーマは「人間は滅ぶべきなのか」。

 

いやまあこの作品結構色んな方向性の脚本があるのでそれだけじゃないんですけど、僕が一番気に入ってるのはこのテーマです。僕が感じた、ともいいますけど。

 

そもそもの発端はスーパーコンピューター「クリシス」がだした結論

 

「人類を削除しなければ地球は救えない」

 

というもの。そこから主人公高山我夢は戦いの中で人間の身勝手な部分をみたり本当に守るべきものは何なのかと苦悩していくのです。

 

 

でもね、色々苦悩しながらも我夢の思いは変わらないんですよ。

 

「この世界は滅んだりしない!絶対に!」

 

人間は変わることができるから。

 

そして何より、ウルトラマンだから。地球にはウルトラマンがいるから滅ぶはずなんてないと。

 

そう信じてきて迎える最終決戦、地球の全てが地球を滅ぼそうとする邪悪と戦うこと、そして導かれる地球とは何かという「答え」。

 

ぜひ見てください。全部で51話もあるけど後悔はさせない。

 

個人的イチオシは第42話「我夢VS我夢」

 

この回では「なぜクリシスは人類は滅ぼなければならないという結論をだしたのか」という疑問にぶつかります。

 

地球と人類のためにインターネットで集まった天才集団「アルケミースターズ」が作ったコンピュータがそんな結論を出すはずがない。

 

ではなぜその答えがでたのか。それは裏切り者がいたからだ。

 

その裏切りものは、クラウスは人間のマイナスエネルギーで強くなる特性を持つ怪獣ビゾームに取り憑かれていた。いや、身も心も売り渡していた。

人並みはずれた頭脳を持つだけで異端とみなす人類よりもアルケミースターズこそが地球で生きるにふさわしい、とクラウスは考えていたのです。

 

そして紆余曲折あって怪獣へと変身するクラウス。

 

それは同じアルケミースターズの我夢にとってもあり得た未来。もう一人の我夢。我夢の心の中に潜む怪物。

 

 だからこそ戦わなければいけない。そういって我夢はガイアに変身しビゾームと戦います。

 

「あいつは本当に僕の心の奥の怪物だった。僕の心の奥底に、あいつが いるようなこと、隠してるなんて、思ってもみなかった、おもいたくもなかった。 でも、あったんだ。だから僕はあいつと戦った。僕、勝ったぜ。戦って勝ったんだ。 僕は人と戦いたくなんてなかった。僕はそんなに強くなんてない。 でも今は、戦うしかないじゃないか・・・」

 

ここで少し泣きそうになってるの、本当に好き。

 

 本当はもっと好きなセリフがあるんだけど何話か忘れちゃって正確な言葉に出来ない。見直さなきゃ。

 

何よりもどの回もグッと心にくるものがある。こういうのなんだよ。俺が好きなの。

 

特命戦隊ゴーバスターズ(桜田ヒロム) 

小宮有紗黒澤ダイヤも関係ねえつってんだろ!いい加減にしろ!

 

いやまあ小宮有紗がきっかけなのは否定しないんですけど、気まぐれでAmazonプライムでみたら春休み消えてました。そんくらい面白かったです。

 

 (なんでゴーバスターズだけ41話が一番最初になるようにできてんだ)

 

あらゆるものを取り込もうとする暴走するコンピュータ「メサイア」と、メサイアに対抗できるワクチンを体内に宿した少年少女おっさん+バディロイドの戦いを描いた作品。

 

戦隊としての王道は外してるけど決して邪道ではなく、むしろ正義のヒーローとしての王道を貫いている。

 

いちいちかっこいいからそれだけで見てほしいんだけどこんなタイトルなので主人公のレッドバスターこと桜田ヒロムについて語らなくてはいけない。

 

桜田ヒロムは今までの紹介した主人公と違ってとっつきにくい人間なんですが、そこは戦隊のレッド。静かに燃える正義感を持つ男なんです。

 

そんな彼の抱えるものは13年前にメサイアの手によって異世界へ飛ばされた両親、そして仲間たちの家族の奪還。

 

戦って、勝って、そして全てを元に戻す。それが桜田ヒロムの抱えているもの、使命なのです。そして彼はそんな使命に真剣に向き合う熱い心を持っている。

 

でも、現実は残酷です。13年前失ったものはすでにメサイアと同化していました。

 

使命を果たすためには、メサイア倒すためには、自分の手で両親にとどめを刺さなければならない。

 

同じく家族を奪われたイエローバスター/宇佐見ヨーコに、そして何より自分に誓った「全て元に戻す」という約束を破らなければならない。

 

こんな現実、二人が耐えきれるわけがない。そう思ったブルーバスターこと岩崎リュウジは一度撤退することを提案します。

 

でも、桜田ヒロムはその選択を選ばなかった。

 

「俺は戻らない、メサイアをシャットダウンするまで」

 

「俺たちがここで迷うことは、父さんたちの覚悟を無駄にすることになる!世界を終わらせることになる!俺たちの13年は、そんなことのためにあったんじゃない!」

 

「ヨーコ。ごめん……俺は約束を破る。13年前は元には戻せない……!」

 

そのときの桜田ヒロムは誰よりも悔しそうな顔をして、涙を流していました。

 

でも、ここで迷っている時間はないから。悲しみをデリートして強くなると誓うのです。(OP、バスターズレディゴーの歌詞より)

 

「俺だけじゃない、誰一人無駄にはさせない!」

 

戦いを乗り越えた彼らはもう二度と、同じ悲劇を誰にも味わうことのないように、戦うことを誓い、何度か復活するメサイアと戦い続けるのですが、それはまた別の話です。

 

ラブライブ!サンシャイン!!(高海千歌

推しメンは黒澤ダイヤ

 

黒澤ダイヤが僕が過去に見てきたアニメの中で一番好きで愛しているキャラなのは間違いないんですが今日はグッと抑えて高海千歌の話(イベントもやってますしね)。

 

ちなみにアニメ版の高海千歌の話。G'sやマンガ、スクフェス時空での千歌ちゃんではないです。間違ってもドラマCDではない

 

正直な話、アニメの主人公が高海千歌じゃなかったらここまでサンシャインにどっぷり浸かることはなかったし、もしかしたらその影響で黒澤ダイヤを好きになることもなかったかもしれない。

 

僕が黒澤ダイヤを好きになったのは何度も何度もアニメを見てじわじわと彼女の良さが伝わってきたからなんです。

 

 

つまり何が言いたいって何度も見たくなるぐらいに魅力ある主人公だったってこと。

 

1話の時点で自分のことを「普通星の普通星人」なんて言っちゃうぐらいにはコンプレックスを抱えていて……そんな色々諦めているかのような千歌ちゃんで、このアニメはもしかしたらハマるかもしれないと思ったわけです。

 

高海千歌は自分のことを普通の人間だと思ってるから容姿が優れていたり、才能があって輝いて見えるメンバーがスクールアイドル活動に付き合ってくれてることに申し訳無さや責任を感じていました。

 

 その感情が爆発したのが8話「くやしくないの?」。

 

突き合わせてしまった責任感があるから、涙を見せなかった。言い出しっぺが自分たちの結果に納得がいかなかったことを言ってしまえばついてきてくれたみんなに申し訳ないから。

 

でもみんなへの責任よりも、悔しさのほうが上回ってしまった。

 

今まで堪えていたものが溢れ出し、大泣きしてしまったあのシーン。

 

 「だってまだゼロだもん」

 

「あれだけ練習して、衣装も作ってPVCも作って頑張って頑張って……輝きたいって……」

 

「なのにゼロだったんだよ!? 悔しいじゃん!」

 

 

何度見ても胸が締め付けられる。

 

このシーンを見てずっとサンシャインを応援してきてよかった。何よりも沼津(の近く)に生まれてよかったと、そう思いました。

 

千歌ちゃんの悔しさを抑えてる表情もだんだん感情があふれでてくるのを描いた伊波杏樹の演技も素晴らしかった。

 

この胸を締め付けるような感覚が本当に好きで、何度も何度も……この回は特に見返した。

 

そして気づいたら

 

「おかえりなさい」

 

「よく頑張ったわね」

 

全てを悟りルビィを迎え、厳しさの中から溢れ出ていた黒澤ダイヤの優しさのせいで黒澤ダイヤのトリコリコになっちまった……

 

全く、罪深い女だな黒澤ダイヤは!

 

ということで今回の僕の語りはおしまい!

 

 

 

かんみかん。