抹茶タケノコ

毎週日曜に小説の感想を投稿しています。

ラブライブサンシャイン2期6話感想

何度言ったかわからないんですけど言いますね。

 

言葉にできない……。

 

言葉にするために何度も見返すんですけどね。

 

サンシャイン難しいなあ……でもそこが好きだゾ☆

 ここが好きだよ2期6話

今回の主軸とそこまで関係のない好きな部分を羅列していくだけのコーナー。

 

その1

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「疲れたずら~」と横になる花丸……を見てニッコリ微笑む黒澤ダイヤ

 

こんな優しい、4話みたいなぎこちなさのない笑顔を見せてくれたの初めてなのでは……?

 

過去にもあったけどどちらかというち「ウフフ」より「あはは……」みたいな感じだったと思います。

 

それはそうと4話から一度も後輩に名前呼ばれてないどころか会話すら千歌と善子以外はしてないのでは……?ま、まあまだ2話だけですからね!

 

その2

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墮天した桜内さん。

 

とうとう「リリー」って呼ばれましたね。

 

善子はホント年上と仲良くなるというか好かれるというか。

 

ようちかなんやダイルビみたいに昔から接点がある人たちを除けば一番学年を超えて仲良くしてるのは善子な気がします。なんだかんだマリーと仲いいし。

 

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「ウェルカムトゥ ヘルゾーン♡」「待てい!」も好き。君ら絶対二人で墮天使ゴッコしてるでしょ。

 

その3

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出るたび千歌ちゃんとの距離が縮まっている聖良さん。

 

ぶっちゃけるとダイヤの次に好きです。もっとしっかり掘り下げていったら絶対そのぐらいになるんじゃないかってぐらいタイプのキャラという意味で。

 

Saint Snow楽曲好きだからもっと作って欲しい。なんならサイドストーリーでOVAなりなんなり作って欲しい。

 

 何月設定かはわかりませんが彼女たちは北海道在住なので窓の外雪降ってますね。

 

っていうか全国8位だったのか……。

 

 圧倒的不利を覆すために何をするべきか

ここから先はいつも通り僕が6話見て思った妄想を垂れ流すコーナー

 

 地区予選にあたりAqoursは1つの問題にぶつかります。

 

それはラブライブ地区予選の評価方法「会場とネットによる投票」

 

千歌は「何日も待つよりはいい」といいますが、この評価方法の

 

問題にいち早く気づいた人物がいます。

 

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黒澤ダイヤ小原鞠莉です。マリーはともかくとしてやはり黒澤ダイヤは問題点を見抜く能力に長けていますね。

 

会場とネットの投票、それはつまり出場している学校関係者が審査に関わる

事ができることを意味しています。

 

そして「投票」ということは当然生徒数が多いほうが有利。 

 

浦女の全校生徒は74人。

 

作中でどうなっているかはわかりませんが僕の地元の公立高校(ちなみに静岡県)の生徒募集数はだいたい200人くらいだったので大雑把に見積もって高校1つあたりの生徒数は約600人

 

現役の学生だけで考えてもAqoursはメンバーが9人いるので74-9=63となり、始まった時点では10倍以上近い得票差を付けられているのです。

 

更に保護者の数や直近のOBも考慮したらどんどん差は広がっていく。状況は絶望的。

 

これを覆すには圧倒的なパフォーマンスを魅せるしかない。

 

でもどうやって?

 

手がかりは松浦果南が……いいえ3年生が握っていました。

  

生徒数による圧倒的不利を覆すほどのレベルの高いパフォーマンス。それは2年前、旧Aqoursが考えていたもの。

 

しかし、そのフォーメーションは難易度も危険度も高く鞠莉は足に怪我をし、旧Aqoursを崩壊させるきっかけとなったものでした。

 

発案者でもあった果南にとっては一種のトラウマ。

 

「今そこまでする意味があるのか」とまで言わせるものでした。

 

しかし、高海千歌は果南に対して「今やらないでいつするの」と返しました。

 

「やれることは全部やりたい」と。

 

こうして千歌は「果南が無理だと判断したらやめさせる」という条件のもと二年前のパフォーマンスを練習することになりました。

 

松浦果南はまだ2年前にいる

 確かに、「危険だからやらない」というのは2年前の問題に対する1番シンプルですし多くの場合非常に有効な解決策です。

 

しかし、それは同時に思考停止、問題を遠ざけているだけでもあります。「どうしたら危険なのか?」「どうすば実現可能なのか」を考えなければ問題は真に解決しません。

 

自分で言ってて耳が痛いな……という話はさておき、果南はフォーメーションを実現するという問題解決の途中で2年前と同じことが起こることを「恐れている」わけです。

 

ここで。ラブライブでは多くの回で「自分らしさ」あるいは「自分のやりたいこと」というのが重要なファクターとなってきたことを思い出してみましょう。

 

では、松浦果南らしさとはなんでしょうか。1期9話「未熟DREAMER」にて千歌は松浦果南らしさを象徴するエピソードとして次のような思い出を話しました。

 

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「怖くないよ。千歌。ここでやめたら後悔するよ」「絶対できるから」

 

 飛び込みを怖がる千歌にそんな言葉をかける果南。

 

そんなエピソードとは逆に果南は今、飛び込むことを恐れ、千歌に「できるの?」とまでいいます。

 

ラストチャンス、だれがどう考えてもここで諦めたら後悔するタイミングであるにもかかわらずです。

 

高海千歌も立ち止まっている

2年前から一歩踏み出せない果南と同じく、千歌もまた壁の前に立ち止まっていました。

 

果南が危険視する難易度は伊達ではなく、切札となるフォーメーションは何度練習してもうまく行きません。

 

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女の子座りしているダイヤがとてもかわいい。

  

今回の千歌の抱える問題、ロンダート+バク転ができるできないの問題はアニメサンシャインにおいて(多分)唯一の千歌だけの問題です。

 

 つまり、他の誰かに助けてもらう余地がないのです。

 

自分1人では部として成り立たないから誰かにメンバーになってもらう。

 

自分では曲を作ることができないから梨子に曲を作ってもらう。

 

多くの人にライブに来てもらうために町の人や家族にチラシ配りを手伝ってもらう。

 

なにより、Aqours全員でライブを行う。

 

これまで千歌が立ち向かってきた課題は誰かに手伝ってもらった、誰かが手伝うことができた課題でした。

 

でも今回は違う。あの動きができるかどうかは千歌次第。

 

誰かにコツを教えてもらう、見本を見せてもらうなどの余地はありますが結局は千歌に全てがかかっているのです。

 

それこそが失敗の原因でした。

 

今まで支えてもらってきたからできた。支えてもらってたからできる。

 

その考え方は1年生が応援しに来たとき「できるパターンだろ!これ!」と憤慨したときにも表れています。

 

そしてその後「まだ何もしていない。何もできていない」という気持ちを吐き出します。

 

 千歌は今までの成功を1ミリも自分の力と考えていなかったのです。

 

つまり、自分の能力に疑問を持っていた。だから成功する自分をイメージできずうまくいかなかった。

 

ちなみに「成功する自分のイメージ、自分に対する信頼」を自己効力感といったりします。(かなり大雑把なまとめ方)

 

この自己効力感を作り上げるために最も効果的なのは過去に何かを成し遂げたという経験、成功体験だと言われています。

 

梨子と曜は同級生というポジション以外にも「競技の世界の経験者」として描かれることがありました。

 

直接的ではありませんが1期8話で東京で惨敗したときの帰りの電車、海で話した本音などはそれに当たると思います。

 

だから「成功するために必要なこと=自分の能力を信頼すること」を知っていて千歌が自分の能力を否定したとき、自分は何もできていないという気持ちを吐き出したとき、「Aqoursではなく千歌自身が成し遂げたということを認知させる」あるいは自己否定の否定という適切なアドバイスを言うことができたのだと思います。

 

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見てくださいよこの桜内さんの顔。

勇気の証明

高海千歌を一歩先にすすめる条件は整いました。

 

では松浦果南を2年前のトラウマから引き剥がすにはどうしたらいいか。

 

そんな難しい話ではありませんね。

 

時間までに高海千歌の勇気を、あの動きができることを示せばいい。そもそも果南自身はおそらくできると思っていますからね。

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証明の舞台は学校の体育館や練習場ではなく、奇しくも千歌の語る「果南らしいエピソード」で幼いころ果南が千歌に「怖くて途中でやめたら後悔する」「絶対できる」と説いた海……の砂浜。

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あの時と同じ場所で同じように千歌は果南の元へと飛び込みます。

 

目的は同じ、自分の勇気を示すため。

 

でも、今の千歌はおどおどしながら飛び込んだ千歌とは違う。

 

確かに周りに支えられてきた。でも今までの道を走り続けたのは紛れもなく千歌自身。

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果南の言葉をまたずとも、過去の経験から「できる」根拠を持っている。

 

そして飛び込む先にいる果南は

 

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言葉では言わずとも「絶対できる」という確信を持って千歌を待っている。

もうそこには千歌に「できるの?」と問いただした果南はいません。

 

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こうして果南は2年前を千歌は普通星人を乗り越えるのでした。

 

勇気はどこに? 君の胸に!

 

本当はこんな長ったらしくかくつもりじゃなかったんですよ。

 

今日も黒澤ダイヤが可愛かった。他にもいいところあったけど今週忙しいから短めにしておくゾ♡ぐらいの気持ちでした。

 

ところがどっこい。1つだけ引っかかることがあったんです。

 

それは今回の話とサンシャイン2期EDテーマ「勇気はどこに?君の胸に!」の歌詞とのリンク率の高さ。

 

今までも本編とリンクしてるなあとおもう部分はあったのですが

 

勇気を出してみて 本当は怖いよ

僕だって最初からできたわけじゃないよ 

 

から始まるこの曲の歌詞のあらゆる部分が6話とつながっている様に思えました。

 

そして今週はそのCDの発売日がある。「いや、まさかね?」と思いつつも発売日まで待って聞いたわけですが

本気になるときはいまだとわかって

逃げたらいつまでも 心が苦しいよ

 

信じてあげなよ 自分だけのチカラ

 

もっと勇気出して もっとその勇気は君にあるよ

 

やり残したことなどない

そう言いたいね いつの日か 

 

 畑亜貴ィ!

 

ってなりました。

 

いやまあサンシャイン2期の主軸となるテーマを歌ってる部分も多いので思い込みでは?といわれたらそれまでなんですけど1期9話のこと考えたら胸が熱くなって止まらなかったです。

 

いやあ、困ったなあ……まだゼミの準備終わってないんだけど……

 

誰か物理教えて。