最初に1つだけ言わせてくれ。
1話の作りこみ半端なさ過ぎねえ??????
新鮮なアニメラブライブ
さて、いよいよニジガクのアニメが放送開始したわけですが
いい意味でラブライブらしくないところがあり、
かなり新鮮な感覚で視聴してました。
絵柄がだいぶ違っていたり(ぶっちゃけこっちのが好み)、
脚本が花田十輝さんじゃなかったり。
まあ、ニジガク開始時点でソロがメインだったり、
スクスタで言えば10人目の存在がでてきたり(9という数字こだわらなくなった)
いままでのラブライブとはだいぶ異なる部分が見受けられたので、
スーパースターともども「これからのラブライブはどんどん新しいことに挑戦していくぞ」ということなんだと思います。
そんなニジガクの1話で個人的に好きな部分をつらつらと語っていきたいと思います。
「CHASE!」と楠木ともりを限界まで活用している
今作で「CHASE!」は「Praivate Wars」や「START:DASH」のような
スクールアイドルとの出会の曲という役割を与えられたわけですが
かなり派手な演出となっています。
ですが、過剰な演出とは思いません。(さすがにびっくりしたけど)
それぐらい虹のライブやフェスでみた楠木ともりさんのパフォーマンス力はすさまじいものでした。
既にライブで見せつけられた圧倒的なパフォーマンス力のある曲を
スクールアイドルに興味を持つきっかけに持ってくることで
かなり説得力を与えられていると感じました。
アニメの描写を後に我々がライブで体験していたのに対し、
ライブで我々が体験したものをアニメのキャラたちが体験する
というこれまでとの逆転の事象という見方もできますね。
その説得力を付与するだけのパフォーマンスを魅せられる楠木ともりさんがすげえなって話ですが。
「CHSAE!」の活用はこれだけにあらず。
「世界が色づいて光出す瞬間を君と見たい その心がアンサー」
「なりたい自分を我慢しないでいいよ」
と、歩夢と侑がCHASE!に出会う瞬間と今後の展開にうまくかかっている部分も本当に天才。
もうこの時点で100点。
歩夢の心理描写がめちゃくちゃ丁寧
一歩ミスってたら僕は歩夢推しになっていたかもしれない。
わかりやすいところで言えば、ピンクの服。
冒頭で「そういうのはもう卒業だよ~」といっていましたが、
最後に「ピンクとか、かわいい服だって、今でも大好きだし着てみたいって思う」と告白したように、
お台場での買い物中にこっそりピンクの服を見てこんな表情をしています。
これはほんの一部ですが、
「(せつ菜に)会っちゃったら自分の気持ちが止まらなくなりそうで怖かった」といっていたように、
「スクールアイドルをやってみたい」という気持ちがじわじわと動き出す過程を何気ない日常のやり取りを描きつつ、じっくりと描写していました。
個人的に好きなのが
「歩夢もせつ菜のライブを見た夜にスクールアイドルの動画を見ていた」という伏線。
せつ菜のライブを見た次の日の朝、歩夢に朝の挨拶をした侑は大きなあくびをします。
それを見た歩夢は「寝不足?」と聞き、侑は「ちょっとね」と返します。
この「ちょっとね」というのはスクールアイドルの動画をいっぱい見ていたから侑は寝不足だった、ということが少し後にわかるわけですが、
このときは「遅刻しないでよ」と笑って外で侑を待つ歩夢ですが、
この時に彼女もかわいらしいあくびをしています。
つまり、この時点で「歩夢もスクールアイドルの動画を夜通したくさんみていた」ということが示唆されてるんですよね。確定するのはクライマックスですが。
2週目見てマジでびっくりしました。
「なりたい自分を我慢しないでいいよ」と背中を押された歩夢の気持ちはこの時点から動き始めていたことが描かれていて、
止まらない。止められない、止めちゃいけない。ってなったときに出た言葉が「二人で始めようよ」でなんですよね。
もうここから先のシーンは何度みても感情がぐちゃぐちゃになるし、
文章はもっとぐちゃぐちゃになってしまうんですが、これだけは言わせてください。
過去最高の「スクールアイドルやってみたい!」でした。
「見ててほしい」といって、でてきたMVはずっと眺めていたあのピンクの服で歌い、
「私の夢を一緒に見てくれる?」といって渡したのは
序盤で侑に「ときめきが足りない」といわれたパスケース。
このパスケースを渡すことで侑にとってはときめきが足りない道であることを示しつつ
「私の夢を一緒に見てくれる?」って問いかけるの、本当に心に来る。
やばいな・・・えぐいな・・・
1話の時点でサンシャイン1期8話ぐらいの気持ちになってる。
本当に1話の時点で完成度高すぎるんですけど12話になるまで僕は人でいられますか?
以上、ニジガクアニメ1話感想でした