せっかくAmazonプライムの会費を払っているんだし、こまめに映画を見ようと思った。
感想は短いですけど、ガッツリネタバレあります。
一覧
真夏の方程式
ガリレオ2期の映画。
機内でしか見たことなかったので話がうろ覚えだったので復習してみた。
子供が苦手な湯川先生が科学の楽しさを、科学者のプライドを理由に教えながら、子供と触れ合う過程が本当に好き。
推理要素としてはちょっと微妙というか、事件の動機が割と謎なところはあるんですけど、罪と秘密を隠す心理描写がずっしりとのしかかってきたのはすごくよかった。
特に、少年が自分の犯してしまったことに勘付きそうになったところを湯川先生が隠すところとか。
イエスタデイ
売れないミュージシャンがある日、ビートルズの存在しない世界に紛れ込んで、ビートルズの歌で有名になっていく話。
最終的にはラブロマンスという話で落ち着くんだけど、
売れていく一方で、嘘をつき続ける罪悪感に苦しんだり、
売れてしまったせいで、唯一の才能の理解者で自分のことを好きな幼馴染が「自分なんかじゃあなたと釣り合わない」と卑下して離れていくところが切ない。
最後に嘘をつくことをやめるのは王道といえば王道なんだけど、上記の葛藤の結果だったのがよかったな。
ちなみに僕はビートルズ全然知りませんでしたけど、普通に面白いと思いました。
スタンド・バイ・ミー
初代ポケモンでテレビを調べると出てくる映画(4人の男の子たちが線路を歩いている、ってやつ)の元ネタ。
線路に沿って冒険して、死体を探すというひと夏の冒険譚。
4人の子どもたちの将来に対する悩みとか、惹かれる部分はあったけど
登場人物が主人公以外どこかしらクズなのでストレスの方が勝った。
落ちもあんまり好きじゃなかったかなあ。
天使のくれた時間
将来のために恋人を置いてロンドンへ移住し、世界一の金持ちになった男がある日、その恋人と結婚したパラレルワールドに飛んでしまうというお話
最後まで見たけど、話が盛り上がったり盛り下がったりが不安定であんまり楽しめなかった。
最終的に元の世界に戻って、元の世界の恋人がキャリアのためにパリへ行くのを引き止めるという対称性は美しかったんだけど、主人公パラレルワールドに対して未練を持っている理由がよくわからんかった。
いや、わかるけど、なんか説得力が微妙だった。
結局価値観の相違は修復できていなかったような気もする
世界一キライなあなたに
車椅子生活の男性と、仕事で男性を介護する女性の話。
なんか深いテーマがありそうだけど、惹かれ合う過程がわからんのと会話がつまらなくて40分でギブした。
アバウト・タイム
21歳の誕生日にタイムトラベル能力があることを知った男が、その能力を駆使して、さまざまな選択肢をやり直すことで、よりよい人生を作ろうと奔走する話。
ただ、自分の行動は変えられても人の心は変えられなかったり割とシビア。
(タイムトラベル能力使って選択をやり直しても初っ端から失恋してた)
途中でギブしそうになったけど、
「子供できるより前に戻って過去を変えると、別の子供になってしまう」という制約が発覚してからは面白かった。
途中で父親が病死した後、ヒロインから3人目の子供がほしい=もう過去に戻って父親にあえなくなる、つまり過去か未来かの決断を迫る展開がすごくよかった。
涙腺脆いから、最後にタイムトラベル能力で子供の頃の思い出をめぐる旅をするところで馬鹿ほど泣いてしまった
容疑者Xの献身
何回も見たガリレオ1期の映画。
仕事のあった日になんか1個でもいいから見ようと思ったけど、仕事疲れで新しいものを見る気力がなかったので、復習することに。
最初に見たときは数式を書くシーンを期待してたので、がっかりした記憶があるんだけど、2回目以降(年をとっただけかもしれないけど)は石神が花岡親子を守る理由に胸が締め付けられた。
「石神は論理的な男だから殺人などしない」という湯川先生からみた石神の人物像と「石神が殺人をした」という事実の食い違いの回答が、冒頭の発言「愛とは非論理的な物の象徴」によって示されるのは綺麗だなって思った。
大好きで守りたい人のために自分の全てをなげうつ姿に心惹かれるんだよな。俺は。
次回はこちら