先日、10年以上の付き合いがあるフォロワーが結婚したんですよ。
まあ、交際相手がいることは知っていたし、社会人だし、いずれその時は来るかな~って思っていたんですけど。
いざ、報告を聞くと滅茶苦茶動揺しましたね。
実家の犬が死んだときぐらい動揺しました。
私はあまり性格がよい人間でもなければ、
連絡をを積極的に取り合うようなことをする人間でもないので
10年以上、今でも付き合いのある友人は数えるほどしかいません。
ネット上とはいえ、10代のころからバカやってて、今でも付き合いのある友人が結婚したと聞くと(聞いた瞬間はすごい衝撃を受けましたが)感慨深いものがあります。
まあ、そんな友人の人生に一度(であって欲しい)めでたいイベントです。
欲しいものリストも晒していることですし、
ささやかながら、贈り物でも用意してやろうと思ったわけです。
そんなとき、一つの疑問が浮かびました。
・・・あれ?
結婚祝いって何を贈ればいいんだ?
友達のいない私は結婚式に出席したことなどありません。
ご時世もあって会社の先輩の結婚式に出席したこともありません。
「結婚祝いにふさわしい物品」というカテゴリのデータが私にはありませんでした。
というわけで「結婚祝いとしてふさわしい品物は何か」という考察をしたいと思います。
ソードブレイカー
真っ先に思いついたのはソードブレイカーでした。
人付き合いの悪い私でも「刃物は縁を切る意味があるので、結婚祝いに刃物は縁起が悪い」という話を聞いたことあります。
確か俺妹で知りました。
ということは、「縁を切る刃物を壊すという意味でソードブレイカーがよいのでは?」という考えに至りました。
ソードブレイカーを題したものをはあっても、ソードブレイカーそのものが全くねえ・・・。
流石に「ソードブレイカー」とタイトルについた作品では本来の糸が伝わらないのでこの案は没になりました。
あと、ちゃんと調べたら「刃物には災いを断ち切る」という意味もあるので別に縁起が悪いとかそういうことはないのだそう。
マナーや縁起の良し悪しってやっぱり言いがかりだなって思いました。
円周率表
円周率はずっと続いていく数字、ということで縁起が良く結婚記念日に選ぶカップルが多いそうです。
そして世の中には円周率表というものがあります。
これだ! と思ったので購入しようと思ったのですが
在庫切れでした。
まあ、冷静に友人の性格を考えたら持っていそうな気がしましたし、何より結婚祝いとしては安すぎるので買わなくて正解でしたね。
推し女優の写真集
友人は女優の志田未来さんの大ファンでした。
偶然にも志田未来さんが友人の誕生日に結婚を発表するという数奇な現象が発生し、私は大層面白……哀れに思い、せめてもの慰めとして誕生日に志田未来さんの写真集を贈ったことがあります。
やはり、友人が喜ぶものという意味で前回送った物とは別の写真集を贈ろうとしました。
しかし……………いろいろ考えたのですが、
良心が咎めたのでもっと別の物がいいと思ったのでやめました。
本
結婚は、一生モノのイベントです。
そんなイベントを祝う品ならば、
今後の人生を豊かにするものを贈りたいじゃありませんか。
人生を豊かにするものは何か?
やはり本でしょう。
この先、一生、心に残るような人生の教科書となるような本。
それこそが最高の贈り物だと、私は考えました。
そう。
とらドラです。
しかし、この案には大きな問題がありました。
とらドラは素晴らしい作品ですが、全13巻もあるのです。
普通に邪魔です。
あくまで私の価値観ですが、相手がずっとほしいと言っているのであればいざ知らず、
サプライズで送るのに紙の単行本13冊は流石に煩わしいです。
実家暮らしなら大喜びですが、親元を離れている人間の住処を考えると、紙の本って本当に置き場所に困るんですよね。
電子書籍をプレゼントできたらこれを選んでいましたが、生憎とKindleではできないので今回は見送りました。
ポケカ
最近ポケモンカードにハマっているようなので、ポケカのBOXを贈ろうとも思いましたが、Amazonでは定価以上の値段でしか売られていません。
一生に一度のお祝いなので金に糸目はつける気はありませんが、転売ヤーの利益になるようなもので祝いたくはないのです。
先行研究の調査①:ペアの食器
やはり先行研究の調査は大事です。
ということでインターネットでいろいろ調べたところ、ペアの食器などがメジャーらしいです。
ただ……、こうしてググって出てきた物は多くの人間が送ってくるでしょう。
なんなら親戚のおじさんぐらいの年齢の方が送ってきそうです。偏見ですけど。
1つや2つならいいかもしれませんが、複数の人間から食器が送られてくることを想像すると邪魔ですね。親元を離れてる人間で食器棚が家にある人はそうそういない気がします。
食器から派生してマグカップはどうかと、一瞬考えましたが
オタクは無限にマグカップを持っている生き物なのでナシです。
先行研究の調査②:カタログギフト
カタログギフトも考えましたが、祝われる側として多数の人にお返しするならいざ知らず、
祝う側の人間が送ると「絶対外したくない」という気持ちが透けてしまうような気がして却下しました。
(※決してカタログギフトをお祝いに送る人を批判しているわけではありません。単純に僕の気持ちの問題です)
悩んだ末に
どうにか邪魔にならなくて、この先の役に立つ、あるいは人生に深みを与えられるものはないのでしょうか。
私は考えに考え抜きました。
そしてある時気づいたのです。
「ん? 人生?」と。
何故気づかなかったのでしょう。
"人生"という場所を取らない素晴らしい贈り物があることに。
まったく、年は取りたくないものです。
こんな簡単な答えすら、すぐには導きだせなくなるのですから。
クラナドは人生。
ちなみに原作をやったことはないです。
何やってんでしょうね、私。
※ちゃんとした贈り物も添えておきました