抹茶タケノコ

毎週日曜に小説の感想を投稿しています。

実写版名探偵ピカチュウの感想

GWに見に行くタイミングを逃し、気づいたら公開から1週間以上が経過していましたが、昨日見てきました。

 

 

ちなみにみたのは吹替版です。僕は仮面ライダードライブを推しています。

 

映画の作りの話

 

さて、感想ですが「ポケモンのいるリアルな世界」が丁寧に描かれていて明らかに実写なのにポケモンがいることに何の違和感もなかったのが一番最初の感想です。

 

静止画だと不気味なのは否めないんですけど、動いてると本当にかわいいしかっこいい。

 

生き物としてのポケモンの動きに全く違和感がないんです。リアルな質感と生物らしさを感じられる動きでアニメよりポケモンをリアルに感じられることは間違いないです。

 

特に顕著なのが鳥ポケモンで序盤にでてきたピジョットの羽の質感を見て昔「ポケモンが現実にいたら」なんて夢を見ていた人は絶対わくわくしたと思います。

 

ちなみにドンカラスはでてきません。-50点。

 

ポケモンを探せ間隔。

 

ストーリーの話(ネタばれしない程度に)

 

 ツイッターで何億回も言われてる感想に若干説明不足の部分があるのは間違いないです。

 

まず第一に「名探偵」などとタイトルにありますがそこまで推理はありません。

 

推理物を期待していくとコレジャナイ感を受けると思います。

 

まあ聞き込みしたりとある意味探偵らしさはあるのですが。

 

でも、ポケモンのいる世界観がしっかり作りこまれてるからOK!っていうのもちょっと違くて、シンプルでわかりやすい作りになっているというのが感想。

 

難しすぎないわかりやすい作りにすることでポケモンのいる世界観を楽しめるようになっていたんじゃないかなと思います。

 

でもだからといってストーリーがつまらないとかではなくちゃんと盛り上げどころや話が二転三転するしで、見ていて爽快でした。

 

何よりも大都市ライムシティのビル群と鳥ポケモンやバルーンを利用したミュウツーVSピカチュウの決戦がクッソかっこいい。

 

もうめっちゃ動くし、カメラ回るし本当にリアルなポケモンバトルしたらこんな感じなんだと。

 

流れたBGMもポケモンのBGMだったんで鳥肌ものです。

 

……ネタばれなしで話すの難しいな。

 

小ネタの話をするとピカチュウエイパムに襲われたときにナイフで応戦したところ好きです。

 

あとすべてが解決した後ピカチュウがヒロインのコダックに「お前とはもうあいたくないよ」って言った直後にティムが「今夜会えない?」ってヒロインに行ってたのも好き

 

 

 

ストーリーの話(がっつりネタバレ)

 

ネタバレ見たくない人はここで戻ってくださいね

 

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 一番よかったところ話すと一番のネタバレになってしまう。

 

名探偵ピカチュウの正体がハリーだって部分。

 

序盤の方に結構伏線が張られていて

・最初にエイパムに襲われたときに技じゃなくてナイフで応戦しようとした

ピカチュウが技を使おうとしても使えなかった。

に加えて終盤であかされる

ミュウツーは人間とポケモンを融合させることができる(黒幕の目的)

・その時の意識は人間のもの

 

ってことを考えると

 

ナイフで応戦→人間らしい対応

技を使えない→そもそも使ったことがないから知らない

 

と推測できるところはうまいと思います。記憶あやふやなんで正しいかわからないんですけど。

 

もう1つ、メタモンとサングラスの扱いが本当にうまくてハワードがロジャーを悪人に見せるために現れたロジャーって全部サングラスをかけていた=メタモンだったんですね……

 

メタモンの特性とサングラスを上手に活かしていたところが本当に好き。

 

 

派手なところはないながらも本当にうまい構成で、ポケモンという世界を大事にした素晴らしい作品だったと思います。

 

見て損はない。