抹茶タケノコ

毎週日曜に小説の感想を投稿しています。

【感想】小説の一口感想まとめ その105

なんと、およそ10カ月ぶりの3週連続更新です。

今週の本も含めてここ最近は電子版で読んだからでしょうか。

このシリーズで感想を書く作品は本屋をうろついて気になったものを選んでいるので紙の本で読んでいたわけですが、ここ最近はもともと買うつもりだった作品なので電子版を買っていました。

 

今週読んだ本の感想を語る記事その105です。

 

読んだ本には僕の好みへの適合度を示す指標として以下の基準で点数をつけていきます。

 

10~9:文句なしに好き。10点は特に好き

8~7:気になるところはあるけど見てよかった。面白かった作品。

6~5:面白かったけど、なんか気になる、もやもやするという部分が勝る作品。

4~3:最後まで見たけど、あまり感じるものがなかった作品

2~1:最後までみてもなんか納得できなかったり、無理して最後まで見た作品。

0:嫌い。

X:評価不可能

 

#143 アリアドネの声

アリアドネの声 (幻冬舎単行本)

7点。

粗筋は書影の通り。

目も耳も不自由な人が地震によって地下に取り残されたので、ドローンを使って救出しようとするお話。

 

嫌なキャラがが唯々嫌なキャラだったこととか、物語の裏テーマに対する最後の結論が少し強引(というか蛇足?)に感じたとか、気になる点はいくつかありますが、話の大筋は面白かったです。

ドローンの制約の描写と、救助活動中に連発するトラブルが程よく緊張感を与えてくれて楽しめました。

まあ、救助活動開始時に「ドローン用の充電設備がある施設が舞台なんだ……」とは思いましたが、そこは現実的に可能な話にするためなんでしょう。

全体的に満足度の高い一冊でした。