抹茶タケノコ

毎週日曜に小説の感想を投稿しています。

【感想】小説の一口感想まとめ その106

前回は3週連続更新できたよ!なんて喜んでましたが、その前回更新時から4週間飽きました。

ライザ3とか魔法使いの夜とか、積みゲーを片付けていたせいです。

等価交換ってやつですね。

 

今週読んだ本の感想を語る記事その106です。

 

読んだ本には僕の好みへの適合度を示す指標として以下の基準で点数をつけていきます。

 

10~9:文句なしに好き。10点は特に好き

8~7:気になるところはあるけど見てよかった。面白かった作品。

6~5:面白かったけど、なんか気になる、もやもやするという部分が勝る作品。

4~3:最後まで見たけど、あまり感じるものがなかった作品

2~1:最後までみてもなんか納得できなかったり、無理して最後まで見た作品。

0:嫌い。

X:評価不可能

 

#144 血眼回収紀行

血眼回収紀行 (富士見ファンタジア文庫)

9点。

本格ファンタジーという触れ込みに偽りなし。

私好みの作品でした。面白かったです。

超常的な力を持った義眼を回収するというのが本作の粗筋。特殊な能力を持った何か(刀とか)を探すというストーリーはよくありますが、"義眼"というのはなかなか新鮮でよかったですね。

本作、本格ファンタジーというだけあって、義眼以外に魔法とか、作中世界での歴史的出来事とか舞台設定がしっかり描写されているのですが、その説明が自然と受け入れられる書き方となっていて、本格さを感じられながらも気軽に読めます。

疲れた社会人でもありがたい。あるラインを越えたら一瞬で世界観にのめり込んでしまって、そのまま読み終わっちゃいました。

間違いなく良作だと思います。