今週読んだ本の感想を語る記事その86です。
読んだ本には僕の好みへの適合度を示す指標として以下の基準で点数をつけていきます。
10~9:文句なしに好き。10点は特に好き
8~7:気になるところはあるけど見てよかった。面白かった作品。
6~5:面白かったけど、なんか気になる、もやもやするという部分が勝る作品。
4~3:最後まで見たけど、あまり感じるものがなかった作品
2~1:最後までみてもなんか納得できなかったり、無理して最後まで見た作品。
0:嫌い。
X:評価不可能
#121 帝国第11前線基地 魔導図書館、ただいま開館中
4点。
ファンタジー戦記もの。
戦況を打破する力を持った本である魔導書を本として愛するがために兵器としての運用を回避しようと図書館司書が奔走するというお話です。
特殊な環境と変わったコンセプトの掴みはばっちり。びっしり描かれた世界観描写の読みごたえは抜群。
ただ、堅実に積み上げられたストーリーではあるものの、
そこまで強烈な面白味を感じられませんでした。
でも途中で辞めようと思うほどつまらないわけでもない出来。
つまり、最後まで読み進めたくなる程度には面白いということです。終わり方も悪くなかったです。
読み終えた時すごく疲れましたけどね。おかげで読み終えるのに2週間かかってしまった……。
あとこれは完全に余談ですが、昨今「メートル法がファンタジー世界で使われてるわけない*1だろ!」みたいな主張を最近Twitterでよく見るじゃないですか。
本作はその辺ちゃんとしていてですね、本当に独自の単位で長さを表現しています。
で、実際そういう作品を読んでみてファンタジー世界で独自の単位系を使って表現されるとこんなにもピンとこないものなんだ、って思いました。