いつの間にか隔週がデフォになってきてしまったので直さないと・・・。
今週読んだ本の感想を語る記事その83です。
読んだ本には僕の好みへの適合度を示す指標として以下の基準で点数をつけていきます。
10~9:文句なしに好き。10点は特に好き
8~7:気になるところはあるけど見てよかった。面白かった作品。
6~5:面白かったけど、なんか気になる、もやもやするという部分が勝る作品。
4~3:最後まで見たけど、あまり感じるものがなかった作品
2~1:最後までみてもなんか納得できなかったり、無理して最後まで見た作品。
0:嫌い。
X:評価不可能
#118 アルジャーノンに花束を
6点。
32歳なのに6歳児並みの知能しかない男性チャーリィが手術によって天才的な頭脳を得たらどうなるか、という話です。
某SNSのインフルエンサーに紹介されたことで話題になったり、2015年にドラマ化もされていたみたいですね。私も粗筋とタイトルには聞き覚えがあったので手に取りました。
感動した! 泣けた! という意見が感想サイトやら帯やらに見られる本作ですが正直、「感動して泣ける要素あるか……?」という感想です。
個人的にはただただ救いがなくて苦しい作品だと思いました。
ただ面白くなかったかというとそうではなく、コンセプト自体は面白かったですし、読んで言えて苦しかった分、知的障害だった頃のチャーリィへの当たり方も、高い知能を得たチャーリィの苦悩も良く表現されていたと思います。
作品の構成、知能の低下・向上を表現するギミック、違和感ない翻訳といった技能面も素晴らしい作品でした。(回りくどさはあったけど)