ポケモンやってた割には2冊読めました。
ということで、今週読んだ本の感想を軽く語る記事のその44です。
読んだ本には僕の好みへの適合度を示す指標として以下の基準で点数をつけていきます。
10~9:文句なしに好き。10点は特に好き
8~7:気になるところはあるけど見てよかった。面白かった作品。
6~5:面白かったけど、なんか気になる、もやもやするという部分が勝る作品。
4~3:最後まで見たけど、あまり感じるものがなかった作品
2~1:最後までみてもなんか納得できなかったり、無理して最後まで見た作品。
0:嫌い。
X:評価不可能
#78 赤い博物館
3点。
事件の証拠品を補完する犯罪資料館の館長が過去の事件の遺留品や資料をもとに事件を解決するというストーリー。
粗筋を見て面白そうと思って買ったのですが、推理を一気にどばーっとしゃべるのですごく非常に読みにくい。
読みにくいのが地の文ならこれも味として思えるのですが、むしろ地の文は簡素で台詞が極端に読みにくいのが個人的なマイナスポイントでした。
まあ、それだけならよかったんですけど、事件の真相そのものも非常に複雑。
複雑さが面白さを引き出しているわけではなく、
いろいろ詰め込んだりこじつけたりしで取捨選択ができてないというか、
想像の斜め上を行く内容にしたい気持ちだけが先走っているように感じました。
事実は小説より奇なりというように、
現実に存在してもおかしくない程度のものですが・・・
面白いかと聞かれたらとても首を縦に触れる内容じゃなかったです。
もう1つ、推理の論理的な飛躍が目立つのも難点です。
推理の筋が全く通っていないとまではいいませんが、
真相を決めつけてしまっている印象を受け、推理の内容への納得感が薄いです。
特に最後の事件はひどくて同一犯と決めつけた根拠が「そりゃ三十年弱もあったら全く同じような状況の事件あってもおかしくないでしょ」と言える範囲だったうえに、
犯行の動機も狂気じみていてストーリーの要点すべてに納得できなかったです。
まあ、安楽椅子探偵ってそういうものなのかもしれないんですけど、
私には合わなかったかなあ……。
#79 ニチアサ好きな転生メイド、悪を成敗する旅に出る
1点。
転生ものって時点で嫌な予感してたんですけどね。
偏見は良くないと思いつつ読んでみてこの点数です。
オタク向けにチューンアップした桃太郎みたいな作品でした。
やはり敵キャラが小物だったり、台詞がチープだったりすると私は楽しめないなあ。