抹茶タケノコ

毎週日曜に小説の感想を投稿しています。

【感想】小説の一口感想まとめ その96

仕事が忙しすぎて更新が一か月も空いてしまいました。

1か月もかけて読んだのに今週読んだ本などと銘打つのはおかしい気もしますが、

今週読んだ本の感想を語る記事その96です。

 

読んだ本には僕の好みへの適合度を示す指標として以下の基準で点数をつけていきます。

 

10~9:文句なしに好き。10点は特に好き

8~7:気になるところはあるけど見てよかった。面白かった作品。

6~5:面白かったけど、なんか気になる、もやもやするという部分が勝る作品。

4~3:最後まで見たけど、あまり感じるものがなかった作品

2~1:最後までみてもなんか納得できなかったり、無理して最後まで見た作品。

0:嫌い。

X:評価不可能

 

 

#131 プリズム

 

プリズム (創元推理文庫)

 

1点。

一か月もかかったのはシンプルにつまらなかっただけかもしれない。

小学校教員の女性が殺害された事件を複数の登場人物の視点から紐解くという話でした。

いや、紐解くというよりは各人が勝手に調べて考えた結論を述べて終わる、というのが正しいのかもしれません。

ただ、推理の内容が決めつけレベルで説得力に欠けており、正直、あまり楽しくなかったです。

結局、事実はわからないままなうえに、一応明かされた事実であることを仄めかすしていた結論が取って付けたような内容で不完全燃焼で終わりました。

過程が面白かったらこういう終わり方も味があるとは思います(趣味には合いませんけど)……が、話の大筋は最初に語った通りつまらなかったです。

単にわだかまりが残っただけでした。

正解を知る必要はないのかもしれませんが、一番最後の推理は正直無理がある気がするのがさらなるモヤモヤポイント。