残業で死にそう。
今週読んだ本の感想を語る記事その82です。
読んだ本には僕の好みへの適合度を示す指標として以下の基準で点数をつけていきます。
10~9:文句なしに好き。10点は特に好き
8~7:気になるところはあるけど見てよかった。面白かった作品。
6~5:面白かったけど、なんか気になる、もやもやするという部分が勝る作品。
4~3:最後まで見たけど、あまり感じるものがなかった作品
2~1:最後までみてもなんか納得できなかったり、無理して最後まで見た作品。
0:嫌い。
X:評価不可能
#117 かくて謀反の冬は去り
8点。
この本のジャンルを定義できるほどの引き出しがないため、どういう作品なのか表現できません。
公式のジャンル分け的には宮廷陰謀劇だそうですね。要するに「王位継承を巡った騙しあいと殺し合い」が主軸の架空歴史物語です。
本作は非常に難解な作品です。しかし、間違いなく面白かった。
緻密に作られた世界観の描写から始まるので、最初は読み進めるのに抵抗を覚えましたが、表紙のヒロイン(?)荒良女がでてから劇的に面白くなりはじめて、最後まで止まりませんでした。
クッソ難しい作品ではあるのですが、文章自体は非常に読みやすくてキャラクターをしっかり魅せてくれるタイプなので特に苦痛は感じなかったです。
ガガガ文庫らしい癖の強い作品であることは否めないですけどね。