こんばんは。そるです。今回はダブルバトルにおけるドンカラスの考察をしていきたいと思います。
目次
はじめに
ダブルバトルではシングルバトルと違い2匹のポケモンが場にでることによりシングルよりも強力な性能を発揮したり、条件付きで強くなる技を活かしやすくなったり、そもそもダブル専用の技が存在します。
ドンカラスの覚える技では
- ダメ押し
- くろいきり
- ほろびのうた
- こごえるかぜ
- さきおくり
- おいかぜ
などが該当するでしょうか。
ただ、さきおくりはやや低速型であるドンカラスには不向きです。っていうかヤミカラスでいいです。
残る技のうち、こごえるかぜは耐久があまり強くないドンカラスでやる意味はあるのか少々疑問なところ。
黒い霧もドンカラスでも問題ないかもしれませんがトリル下でも問題ないヤミカラスに使わせたいところです。追い風も同様。
補助技を使うとなるとやはり進化前のヤミカラスがネックになってきます。
ということで、今回の記事では先程あげた技の中で唯一の攻撃技である「ダメおし」について考察してみました。
ダメおしについて
タイプ:あく
威力:60
効果:使用したターンすでに相手がダメージを受けていれば威力が120
「使用したターンに相手が受けたダメージ」の定義が気になるところですが基本的には状態異常・天候以外のダメージらしいです。
珠や反動技による自傷ダメージやステルスロックも反応するとか。
(すでに頭を抱えている)
左から
・威嚇と優れたタイプ一致範囲技を使えるポケモン(電気耐性あり)
・優秀な耐性と威嚇に強い負けん気を持つ上にフェアリー耐性持ち
・600族。メガシンカできる。強い。
うーん。強い。何よりみんなダメおしを使わなくてもいいぐらい強いのが困る。
ダメおしドンカラスを使っていくにはこいつらに勝たなくてはならないってわけだ。
また、ワルビアルはわからないけどキリキザンにはプテラ、バンギラスはメガボーマンダとの組み合わせが有名。
プテラキザンはカロスダブル限定な気がしなくもないですけどね。
ダメおし使いとしてのドンカラスの強み
一番でかいのは地面耐性。
タイプ一致ダメおし使いで地面無効はドンカラスとサザンドラだけです。
まあ逆にいうとダメおし使いで唯一岩・電気が抜群という部分も抱えているんですが。
横のポケモンに地震打ってもらいながらダメおしで畳み掛ける事ができるのは楽しそう。
……が無効化されるとダメおしのダメージが倍にならないので地震ダメおしが有効な状況は限られそうです。クレセリアに刺さらないのが特にキツイ。
また、防御面での地面耐性は強いんですが別にダメおしを使うポケモンが地面無効である必要はないんですよね。
先程紹介したバンギマンダ、プテラキザンがいい例です。(っていうかバンギマンダより強くするのきつくないか?)
他には格闘技で抜群を取られないという部分もありますが格闘技が飛んでくるポケモンがほとんどいないので正直微妙なところです。
ここで、上記にあるものも含めてダメおし使いとしてのドンカラスの強みをまとめてみましょう
ちなみにカッコの中身は同じことができるタイプ一致ダメおし使いです(サザンドラはちょっと強引な気がしますが)
つまりダメおし使いとしてみたとき、ドンカラスは同条件のポケモンの強みを複数両立できるポケモンということになります。
あれ、そんな境遇のポケモンどっかで見たな……。
ガブと同じタイプ、地面無効、先制技、一撃技……
先行きが不安だ……
ただ、それでもやっぱりダメおしを使えるポケモンのなかでは固有タイプというだけでタイプの攻撃面を見るのであれば十分差別化は可能なわけです。
そう、ブレイブバードの存在です
ダメおしとブレイブバードを両方タイプ一致で使えるポケモンはドンカラスだけなんです!
さらに、ダブルバトルではシングルバトルに比べてひこうタイプの刺さるポケモンが若干多いです
捨て身メガマンダでいいよねっていわれたらそれまでなんですが馬鹿力とか便利な技覚えるんで許してください(H252メガバンギラスがぴったり確定1)
ちなみにA無振りメガマンダの捨て身>特化ドンカラスのブレバです。
もうバンギマンダでいいのでは……という気持ちにもなりますが、一応、素早さ補正をかけずにスカーフをもたせることでグロスを上から殴れるという強みがあります。
しかもメガメタグロスがぴったり確定1になるのです。
まあ実際はダメおしの仕様上横のポケモンで少しダメージ与えるんであんまり意味ないんですけど……
ダメおしドンカラスと相棒
ダメおしドンカラスの相棒を考えるときどうしても倒したい相手を考えると
やっぱりこいつらにある程度の負担を与えたい。
クレセリアはともかく他の2匹の攻撃を耐えるほどの耐久は残念ながらドンカラスは持ち合わせてはいない。
故にスカーフを巻いてメタグロスを上からワンパンしたい(ダメおし使うからワンパンじゃないけど)。
よって横におくポケモンはメガメタグロス(最速実数値178)より2速くする、つまり112族以上であることが望ましい……のだが、ここで問題が発生する
実はドンカラスに限らずこだわりスカーフを持たせてすばやさ実数値179ピッタリのポケモンを作ることはできない。
ポケモンのステータス計算において小数点以下は切り捨てられるので、スカーフをもたせて素早さ実数値178~180を狙おうとすると
119*1.5=178.5→178
120*1.5=180.0
となってしまう。普段だったら「メタグロス抜き調整作ろうとしたらメタグロス抜き抜き調整ができた!お得!」などとなるのだが今回ばっかりはそうもいってられない。
有用なダメおしサポート要因の候補が一気に4匹も候補から外れるのだから
(ルガルガン以外ダメおしサポートとして有用かは少々疑問)
結果として横におくポケモンの素早さ種族値の最低ラインは113族のジャローダとなるのだが、なんとジャローダは全体攻撃技を竜巻しか覚えないのだ!
竜巻ってお前。せめてはっぱカッターぐらい覚えてくれよ
さて、ここで相方としてふさわしい条件を考えると
- 113族より早い
- 全体技(できればタイプ一致)を使える
の2つは最低限満たしていないと行けない。
113族のジャローダは先程話したとおりでそれよりはやいとなるとココロモリしかいない114族(一応エアカッターはある)をとばして、115~20族の採用を検討しなければならない。
115族~118族
ライコウ、ペルシアン、メガアブソル、メガヘルガー、アグノム、フローゼル、スターミー、エンニュート、ゼブライカ、エルフーン、ルチャブル……
タイプかぶり(ヘルガーはまだ一考の余地ある)か範囲技を覚えない(覚えてもドンカラスが巻き込まれる)というめんどくさい人たちばっかりだった。
有効なのはエルフーン(マジカルシャイン)、エンニュート(熱風)ぐらいだろうか。
で、120族まで素早さがあり範囲技の火力もなかなか、威嚇も使えるという諸々の条件を考慮すると結局ボーマンダが一番安泰なのかな……という結論に落ち着くわけです。
それ以上になるとゲッコウガ、コケコ、クロバット、プテラ、霊獣トルネ、アーゴヨン、フェローチェなどなど……
火力面は足りていそうなのはプテラ、コケコ、アーゴヨンぐらいですかね。
フェローチェは凍える風or吹雪のなんともえいない2択を迫られるのでちょっときついかな
乗り越えなければならない課題が多すぎてつらい……
ドンカラスに十分な耐久か素早さがあったらなあ……と思わずにはいられないですね。