抹茶タケノコ

毎週日曜に小説の感想を投稿しています。

【現代式】崩壊と灼熱の牙

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崩壊と灼熱の牙で気持ちよくなりたい。

それはおそらく僕と同世代のデュエマプレイヤーほぼ全員が一度は考えたことがあるだろう。

 

漫画でジェイソンとキルミーを同じデッキで同時に相手にし、牙とダブルソードレッドドラゴンを使った白鳳の姿は本当にかっこよかった。

(ダブルソードレッドドラゴンがすごく使いにくいカードなのはおいておく)

 

グレイテストシーザーで無限掌と同時に使い、場にいるチッタペロルとあわせ、

相手の盤面を全破壊!その数だけ盾とマナを破壊!

 

これもロマンあふれる戦術だ……

 

そんなロマンあふれる崩壊と灼熱の牙が登場してから16年、グレイテストシーザーが登場してからもう11年経つ。

 

16年でインフレにインフレを重ねた(※悪口ではない)現代デュエマなら割と現実的な範囲で気持ちよくなれるのではないかと考えたので考察メモをまとめていきたいと思う。

 

 

 

2章は茶番なので忙しい人は3章からどうぞ。

 1. 崩壊と灼熱の牙の問題点

 大きく分けて2つ

  • 相手の盤面に生き物がいなければならない
  • 4マナ支払った後に、破壊しなければならない

1.1 相手の盤面に生き物がいなければならない

至極当たり前なのだが、この条件を満たすのが意外と難しい。

4コスも支払っている以上、最低でも2回以上は牙の恩恵を受けたいが

そもそも相手の盤面に生き物がいる保証など、どこにもない。

相手の盤面に生き物が2体以上でたあとに自分がゲームに負けていない保証もない。

 

これ以上言うと2個目の問題点の話になっちゃうから次行きます。

1.2 牙で4マナ支払ったあとに破壊しなければならない

こちらも当たり前の話だけど難しい。

さきほど「相手の盤面に生き物がいる保証などどこにもない」といったが、

4マナ支払った後に相手の生き物を2体以上倒せる保証はもっとない。

 

ここまで考えた時点で白鳳のダブルソードレッドドラゴンや、

ロマンなどといったグレイテストシーザーがまっとうに見えるぐらいムズイ。

 

アタックトリガーって偉大だな。

 

今だとマグマとかジャオウガが無難な手段になるのかな。

でも条件付きだし6~9コスは覚悟しないといけないんだよな。

 

2. 問題点の解決策

2.1 「相手の盤面に生き物がいなければならない」の解決策

こちらの問題点はいたってシンプルで、

盤面に生き物がいないのであれば、盤面に引っ張り出せばいいだけのこと。

 

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 やっぱりこのカードが一番いいと思う。

理由としては

  • 相手の生き物を引っ張り出すのにコストを使用しない(ラグはあるけど)
  • ハンデスにより妨害しつつ、牙に必要な準備を整えられるという強烈なシナジー
  • (一応)シールドトリガー
  • 牙と色が同じ

だけで十分だと思う。

 

っていうかこれが相手の生き物を呼び出すカードで一番軽いし。

 

実は、 お互いのcipを発動させない点でも九十九物語も考えた。

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 が、10マナ支払った後に4マナ支払ってさらに破壊処理を行うのは無理。

 

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↑論外

 

2.2「 牙で4マナ支払った後に破壊しなければならない」の解決策

 

これが本当に難しい。

 

マッドデッドウッドでターンはじめに引っ張り出したとしても、4コス支払った後に破壊するのは至難の業。

 

むしろマッドデッドウッドを使ったことによりさらに難易度が上がってしまう。

というのも、 

 

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こういう全体破壊クリーチャーがどちらかの墓地にいるだけで牙プランが破綻してしまう。(クロックとかは言わないでほしい。本当に無理だから)

 

「どちらかの」というのが厄介で相手のほうにいるのは仕方ないにしても、

なんかの拍子に自分のマグマかジャオウガが墓地にいってしまったら、

その時点で牙プランは成立しなくなる。

 

つまり、牙を使った後の破壊手段としてこいつらを使うのは難しい。

 

そして再び考察のループに入ってしまうが牙を使った後に条件付き軽減のこいつらのコストを支払える保証もない。

 

よって、マナを使わずに相手の生き物を大量破壊するべきという結論になる。

 

(地味な方法で灼熱の牙のほうを踏み倒すというのもあるがちょっと恩恵が薄い)

 

マッドデッドウッド→牙→破壊の順にしなければならないので、

cipではなくアタックトリガーで解決するのが無難である。

 

ダブルソードレッドドラゴンというタップトリガーを使った白鳳様がドンドン偉大に見えてくる……

 

ん?

 

タップトリガー?

 

いるじゃないか……

 

タップトリガーで盤面全破壊できるやつが!

 

デュエルマスターズ七英雄の一人……

 

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偽りの名イーサンが!

 

 ……。

 

……。

 

はい。茶番です。

 

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どうせマッドデッドウッドするんだからこっちでよくね?

 

3.救世主卍誕

状況整理

ハンデス→マッドデッドウッドの流れで相手の生き物引っ張るとして、

  • どうやって牙を唱えたうえで破壊しよう?
  • cipで全体破壊は使いづらい(マッドデッドウッドとかみ合わない)
  • どうせ踏み倒すしレジェンドガイアールが無難?

というのが2章までの話。

 

でも、もっと欲張って「コスト0で全体除去できねえかな~」とか考えてみた

 

そしたら、あった。

 

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零龍である。

 

零龍は4つの条件を満たし、零龍卍誕したとき相手のクリーチャーすべてのパワーを0にする=破壊する。

 

それではその4つの条件を確認してみよう。

 

 

手札の儀

自分のターンの終わりに、手札が1枚もないプレイヤーがいれば、この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、GR召喚する。

 ふむ。

マッドデッドウッドで引っ張り出す生き物を墓地に落とすためにハンデスをしたい戦略とかみ合っている。

 

いけるな。

 

破壊の儀

クリーチャーが破壊された時、このターン中、他に2体以上破壊されていたら、この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、闇のカードを1枚、自分の墓地から手札に戻す。

 

ふむふむ。

 

少々厳しいがマッドデッドウッドのウルトラセイバーを利用したり、特攻ジェニーを利用すればできない条件ではない

 

一応シ蔑ザンドなど無月の大罪を使う手もある。

 

3つ目にいってみよう。

 

復活の儀

カードを自分の墓地からバトルゾーンに出した時、この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。

 いわずもがな、マッドデッドウッドの効果で自動的に解決される。

 

どこにも問題はない。

 

さあ、最後の条件だ。

 

墓地の儀

カードを自分の墓地に置いた時、自分の墓地にカードが8枚以上あれば、この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-3000 する

 

 カードを自分の墓地に置いたとき。

 

カードを自分の墓地においたとき。

 

Q.カードとはなんですか?

A.呪文、クリーチャー、クロスギアなどデュエマをプレイするときに必要なものです

 

Q.呪文は手札から唱えたらどこへいきますか?

A.墓地です

 

Q.呪文はカードですか?

A.カードです

 

Q.崩壊と灼熱の牙はカードですか?

A.カードです

 

これは条件をすべて満たしたのでは?

 

4.デッキレシピ


[現代式]崩壊と灼熱の牙

通常デッキ
4 x 特攻人形ジェニー
4 x 勇愛の天秤
4 x リロード・チャージャー
3 x 崩壊と灼熱の牙
3 x 斬罪 シ蔑ザンド
1 x 絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート
3 x 解罪 ジェ霊ニー
3 x 超次元リバイヴ・ホール
4 x 襲来、鬼札王国!
4 x Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド
2 x 邪眼教皇ロマノフII世
2 x D2M2 ドグライーター
3 x 罪罰執行 ジョ喰ンマ

GR
2 x 全能ゼンノー
2 x ヨミジ 丁‐二式
2 x カット 丙‐二式
2 x マジン 丁-二式
2 x タイザイ 丁-二式
2 x バクシュ 丙-二式

山札
1 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 時空の凶兵ブラック・ガンヴィート/凶刀の覚醒者ダークネス・ガンヴィート

零龍
1 x 滅亡の起源 零無/零龍
1 x 墓地の儀/零龍
1 x 復活の儀/零龍
1 x 破壊の儀/零龍
1 x 手札の儀/零龍

 

5.使い方

  1. ハンデスで相手の生き物を墓地に落とす
  2. なんとしても手札の儀と破壊の儀を達成する。
  3. なんとしてもマッドデッドウッドを立てる
  4. スイッチ(復活の儀)
  5. 牙(墓地の儀)

 

零龍は任意なのが偉い。

 

また破壊の儀を達成すると墓地に落ちた牙を回収できるのもスマート。

 

6.大まかな採用方針

(疲れてきたので雑)

マッドデッドウッドで墓地の儀が達成できなくなったら元も子もないのでオーラと呪文を多めにした。

 

無理やり牙を掘り起こすためにロマノフⅡ世を投入しているが意味があるかはわからない。

 

鬼札王国はトリガーで除去しつつドグライーターを引っ張れるのが非常に偉い。

 

7.採用を見送ったカードたち

ベラドンナ

墓地の儀の邪魔をしないしブーストもできるから採用したかったけど色を追加するのがきつすぎて断念。

もう少し真剣に考えれば採用しつつ、いい感じにまとまる気もする。

 

黒豆だんしゃく/白米男しゃく

ベラドンナと同じ理由。

正直こいついないとクロックで詰むからどうにかしたい。

 

8.問題点

破壊の儀の達成が難しい

これは本当にどうにかしたい。ウルトラセイバーでごまかしている

 

クロックで詰む

マジでだんしゃくいれたい。

 

速攻キツイ

全体除去でいいのないかな……

 

ドグライーターの数が少ない

これも非常にキツイ。マッドデッドウッドがトリガーで来ることを祈るしかない