どうも。そるです。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、僕は戦極編が大好きです。
特にサムライが好きです。
なにより、ボルバルザーク・紫電・ドラゴンというカードにものすごい愛着をもっています。
どのぐらい好きかと言えば、デュエプレで実装された際に、天井でシークレット版を手に入れるほどです。
紫電で勝てる環境が楽しすぎて、メビウスカップでは初めてレジェンドに到達しました。(自分で考えた構築じゃないのでリストはのせてませんが)
初めてデュエプレのランキングに乗れました!!!!やべー!クソ嬉しい!!! pic.twitter.com/r7mq3fOJE1
— そる (@SOLKFC1116) April 18, 2022
そんな紫電ドラゴン。
1月に発売されたデュエプレのコラボセットで、シークレットイラスト版が収録されました。
しかも、ちゃんとデュエプレで強化された能力を持った紫電PSとして。
やっぱ、せっかくコラボセットを買ったわけですし、
強化部分を生かしたデッキを考えていきたいですよね。
というわけで、今回は紫電PSを生かしたデッキを考えた時の試行錯誤をまとめた記事となっております。
紫電PSの強化点
紫電PSは通常の紫電のアンタップ効果が「自信を含めサムライが5枚以上自分の場にあるときに、自分のクリーチャーすべてがアンタップ対象になる」という内容に変わっています。
パッと見た感じ、少々ハードルは高いですが不可能ではなさそう、程度の条件です。
実際、デュエプレでも、全員アンタップ効果を生かすことはあんまりありませんでした。
基本的に、サムライ5体以上いるときは紫電より剣誠を使うときがメインでしたし、
数が足りないときは紙版と同様のアンタップ効果で乗り切るというのが主な紫電の使い道でした。
しかし、全く決まらないわけでもなかったです。
侍流ジェネレートで紫電を含めてサムライが2体出す
↓
紫電のアンタップ効果条&剣誠をGゼロ条件達成
↓
剣誠召喚&マッハアーマーにタダでクロス
↓
一斉攻撃
という、ある種リーサルウェポン、ある意味では最大出力とも言える動きができるのは非常に心強かったです。
というか、この能力のおかげで価値を拾えた試合はたくさんあります。
そんな、紫電PS。現代デュエマのカードプールで活躍させようとするとどうなるのでしょうか。
現代デュエマで紫電PSを生かすということ
使いづれえ。
マジで使いづらい。
《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》としてのデッキならぎりぎり形になるのですが、
《ボルバルザーク・紫電・ドラゴンPS》を使おうとするとあまりにも課題が重すぎました。
現代デュエマにおける課題⓵:クロスギアが弱くて重い
原因の3割はここ。
紫電PSのアンタップ効果を生かすためにはクロスギアを含めた小粒を並べていくのが基本戦略になるんでしょううけど、
紙のクロスギアってカードパワーが弱いくせに、コストが馬鹿みたいに重いんですわ。
特に、クロスのコストがもう泣けるほど重い。
デュエプレなら余った1マナでマッハアーマー小型獣にクロスしておいて
最悪次のターンに紫電出して殴りきるか!ってできるのに、
マッハアーマーのコストに4マナもかかる。
何が楽しくてザンゲキ・マッハアーマーに4マナも支払わなければならないんだ。
そして、マッハアーマー以外の侍クロスギアが軒並み弱いのも問題です。
そもそも現代デュエマには1マナでSA付与できるギアがないんですよね。
なんだズバット・アクセラーって。パワーアタッカー3000を得て何ができるんだ行ってみろ。
なんだフウジン・スピリットって。
クロスは1マナだけど、3マナ使って場に出すカードじゃないんだわ。
あと、何よりも熱望したのはデュエプレの紫電レジェンドですね。
いや、ほんと。除去カードが……足りねえ!!!
最近出たタマシードのボル武者は解決策になりそうですが、
クロスギアじゃないので侍流ジェネレートで踏み倒せないんですよね。
1枚でサムライを2枚増やせるっていうのは結構大事なんです。
ちなみに比較的マシなクロスギアとしてトッパアーマーが挙げられますが、
非ドラゴンがコスト軽減対象じゃないのが痛い。
小粒を並べていきたいのでミスマッチ感が半端ない。
ただ、まあ。これが原因の3割です。
このぐらいだったら、まだどうにかなるんですよ。
もっと根深い問題が紙版のサムライカードプールにはあります。
現代デュエマにおける課題②:小型サムライ獣が弱い
もう、全部コレ!
一回、デュエマ公式のカード検索で4マナ以下のサムライ・クリーチャーを検索してみてほしいです。
あまりのラインナップの弱さに絶望します
本当に紙のサムライ・クリーチャーが弱い!!!
トモエもソウジもいないし、ボルット・紫郎・バルットに至っては4コスだよ!
そのマナカーブでなにがしたいんだ!!
おめーらはクロスギアを持って初めて一人前だよ!!!
もうね、何が苦しいって対になるナイトは
- 呪文のコスト軽減
- 呪文を使ったらドロー(マナブースト)
- 呪文を墓地から回収
みたいに呪文を使いやすくする小型がそろっているのに
サムライの小型はクロスギアを使いやすくする効果が一切ないんです。
それどころか、クロスギアが出てることで初めて及第点レベルの性能*1になる。
でも、肝心のクロスギアが弱いからもう本当に弱い。
せめてクロスギアのコスト軽減を用意するんだ。あっても使いませんけど。
やっぱり、トモエやソウジみたいな条件付きのドロソが欲しいところでした。
ただ、まあ。現行のカードプールに文句いってもしょうがないので、どうにか小粒並べたりして条件満たしつつ紫電出PSせないかな~って考えてたんですよ。
ある日、気づいちゃったんですよね
「あれ? 我我我でよくね?」
現代デュエマにおける課題③:我我我ガイアール・ブランドという壁
僕「こいつ、種族も場の数も気にせずに自分のクリーチャーを全部アンタップするし、なんか知らんけど2コスで出てくるな・・・
除去体制もあるし、おまけのように味方にSA付与もあるな・・・。
え? 勝てなくね?」
現代デュエマのインフレの象徴。
強力すぎるライバル《我我我ガイアール・ブランド》の存在に気づいてしまった僕はぺっきりと心が折れました。
僕がサムライという種族縛りで少しでも使えそうなカードを探してくる中、
このカードはそれをあざ笑うかのように優秀な人材であればだれでもスカウトしてくるわけです。
「小型を並べるて殴りきる」という紫電PSにとっての正攻法では、
《我我我ガイアール・ブランド》の劣化にしかならないのです。
我我我ガイアール・ブランドにできないことを探す
何をとっても《ボルバルザーク・紫電・ドラゴンPS》は《我我我ガイアール・ブランド》に勝てないのです。
このことに気づいてから数か月も頭を抱えることになります。
しかし、ある日、紫電PSは1つだけ《我我我ガイアール・ブランド》に勝る点があることに気づきました。
それは「コスト7であること」。
デュエマにおいてコスト7と8の差は大きいです。
コスト8を踏み倒せるカードは少ないですが、コスト7を踏み倒せるカードはたくさんあります。
小粒を並べて殴りきるる正攻法では逆立ちしても《我我我ガイアール・ブランド》には勝てない。
だったら……コスト6~7ぐらいのやつをいっぱい並べて殴りきろう!!!!!
結論
そんな開き直りの末に生まれたリストがこちら。
主な動きは以下の通り。
Code Maxで攻撃時にドギラゴンXにP革命チェンジ!
↓
ドギラゴンXのcipで手札のアルカクラウンを墓地へ
↓
Code Maxの攻撃トリガーでMAX鬼無双を発動!
↓
コスト8のドギラゴンXを破壊して、墓地からコスト9のアルカクラウンを組成
↓
山札5枚みていっぱい踏み倒せ!!!
採用理由
デッキ内の意味が強い順に語っていきます。
天罪堕将 アルカクラウン(邪帝類五龍目 ドミティウス)
切札。
紫電と我我我の違いを探したときに、アルカクラウンで踏み倒せるかどうか、というところに目をつけて無理やり差別化した。
アルカクラウンの方を多く採用したのはレッドゾーン・バスターに侵略できるようにするため。
あと闇文明を確保したい点もある。
ただ、4枚にすると多色事故が怖かったので一枚だけ緑単色のドミティウスを採用した。
ボルバルザーク・紫電・ドラゴンPS
コンセプト。それ以上語ることはない。
1枚で生き物2体分の動きをするので実はアルカクラウンとの相性もそんなに悪くない。
武装竜鬼ジオゴクトラ
サムライを無理やり増やすために採用。
マジでサムライ・クリーチャーが弱いからほかの強いクリーチャーをサムライにすることで強引に紫電のアンタップ効果を発動させる。
強引な採用に見えて、
- アルカクラウンにドラゴンを付与することでバスターやドギラゴンXへのチェンジを可能にする。
- バスターのファイナル革命で踏み倒して2打点作れる
- ウマキンをパンプアップしてブレイク数を増やせる
など、妙に器用な動きをしてくれる。
覚醒連結 XXDDZ
アルカクラウンで絶対にひきたいカード筆頭。
雑にSAを付与しながら呪文ロックを可能にする化け物。
そのくせ3色も持ってるから、アルカクラウンの踏み倒し枠を邪魔しない。
基本的には「光文明」として出す。
Code:-MAX
新弾のSR.
こいつで鬼無双を唱えてアルカクラウンを踏み倒す。
水単色の実質SAドラゴンってだけで馬鹿みたいに強い。
コスト6なのが地味に偉くて、アルカクラウンを動かせなくても鬼無双の破壊対象をこいつにすることで紫電やXXDDZを引っ張りだせる。
MAX鬼無双
普通に便利な呪文。色事故回避の意味で1枚だけ晩餐にしてもよかったかもしれない。
バルルン・紫蔵
趣味枠。山札から紫電を引っ張り出します。
持ってたから使いたかっただけ。
ただ、紫電3枚を採用するとマナカーブ的に微妙な気もしたので、
最悪、素で出しておくというプランが取れるのは悪くないし、
マナにおいてもイメンボアロが拾ってくれる。
覇王類虹色目 イメン=ボアロ
XXDDZを引けなくても染色することで、バスターがSAにしてくれることを期待。
また、cipおよび攻撃トリガーで単純に打点を増やしてくれる意味でも活躍する。
ウマキン☆プロジェクト
ただ、このデッキにおいてはコスト4以上の生き物であることと、バズレンダの存在が意味を持つ。
まず、コスト4以上の生き物なのでジオゴクトラによってサムライを付与してもらえる。
そして、バズレンダによって6→9のマナカーブを作り、アルカクラウンを出す別のプランを用意できる。
よってアジサイではなくウマキンを採用しました。
テ・ラ・スザーク
闇単色でコスト4以上の生き物で、起きドローとなる防御札ということで採用。
闇単色がバベルギヌスしかいないので、3ターン目デドダムの確率を少しでも上げるために採用。
アルカクラウンをとにかく墓地に送りたいので墓地肥やし能力は助かりますし、
キーパーツを拾いたいので墓地を増やしつつ、ドローできるのが非常にうれしい。
そのうえで、墓地に行ってほしくないCode Maxは進化クリーチャーなので、墓地にいってもきっちり拾ってこれる。
このデッキにはうってつけというべきカードです。
この後消えるかもしれませんけど()
魔龍バベルギヌス
アルカクラウンのcipをおかわりします。
それだけです。
切札勝太&カツキング -熱血の物語-
不可能を可能にするパワーカード。
なんか受け札にもなるし、打点にもなるし。
アルカクラウンをバウンスすると、Code Maxと組み合わせることでもう一度アルカクラウンを出すことも可能になります。
闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ
普通に、3コスのマナブーストで、アルカクラウンで出せるやつを採用しました。
天災 デドダム
説明不要の初動。
カツキングはコンセプトの課題を強引に解決できるカードで
デドダムは無理に使わなくてもいいけど、コンセプトを堅実なものにするカードという考えを持ってます。
蒼き団長 ドギラゴン剣
説明不要のバカカード。
ジオゴクトラを踏み倒せるよ。
最悪紫電からチェンジしても強い。
メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター
色のあう防御札。普通に強い。
*1:アクセル能力とか、クロスギアの数だけパンプアップとか