来週黒澤ダイヤ回ってマジ……? 最近推しが推されまくってて嬉しいやら不安やらです。
まあそれはさておきサンシャイン3話、賛否両論分かれてはいましたが僕はとてもいい回だったと思っています。
本当は僕も演出の意味とかについて考察したいのですが残念ながらこちらの魂さんの考察に叶うほどの教養も考察力も文章力もなかったので芸術方面の考察は控えて好きな部分について茶化しながら語るいつもの記事にしたいと思います。
本当に3話をより好きになれる考察記事なのでぜひ読んで欲しいです。
予備予選か学校説明会か
前回、1年生と3年生が心を通わせ、1つの曲を作り上げることに成功しました。
しかし、ここでまさかラブライブ予備予選と学校説明会がダブルブッキング。
距離と交通機関の関係から両方を成功させるのは困難を極める問題となります。
小原家のヘリコプターを借りることもできず、船を使った移動もできなければ堕天使の翼もありません。
善子を煽るルビまるの表情、とても好きです。
唯一残された可能性は発表の順番が1番(あるいは前の方)になること。
が、しかし。現実はうまく行かないもの。結果は24番というなんとも言い難い順番です。
悪女みたいな表情のルビィちゃん。この子は絶対将来男をたぶらかすとおもう。
結局話はふりだしに、どちらかを選ばざるを得ないことに。
このお店、僕が地元で映画を見るときは必ず立ち寄る……というか見かけるのですが当時中学生の妹にタピオカドリンクをたかられた思い出があります。(結局買いました)
Aqoursか両立か
「どっちも大事だからどちらかを選ぶなんてことはできない」
それはメンバーが9人いることを利用しふた手に別れることで予備予選と説明会の両立を目指すこと。
しかし、その提案に異を唱える人物がいました。津島善子、黒澤ルビィ、国木田花丸、そして小原鞠莉です。
「それは本当にAqoursといえるの?」
桜内梨子の提案は、いわば9人のAqoursとライブの両立、どちらかを天秤にかけるこを意味していました。
ここで、「本当にAqours」なのかと意見したのが善子だったは少し意外でした。いや、意外というか。嬉しいというか、新鮮というか。
彼女にとってAqoursが大事なものになっているんだなという表現がされたことが嬉しいというか。
彼女にとって「羽を広げられる場所」ということなんでしょうね。
MY舞☆TONIGHT
結果として、二手に別れることを選んだ彼女たち。
しかし、9人でないことの心細さはあるようでどこか彼女たちの表情からは不安が読み取れます。
それは提案者である桜内梨子にとっても同じだったようです。
不安に包まれた暗い空気。しかし、そこにシャイニーな声が響き渡ります。
「勘違いしないようにっ!」
いつぞやの黒澤ダイヤの言葉を借りた小原鞠莉。そして他の説明会組のメンバーたちです。
「やっぱり私たちは1つじゃないとね」とは松浦果南の言葉。
そう、彼女たちは説明会より9人でいるAqoursを選ぶことにしたのです。
いやあ、いい曲でしたね。特にこの曲を作った1年生と3年生のつなぎ役となった黒澤姉妹がセンターっていうのが素晴らしい……。
なおかつ、和風でロック。そしてあちらこちらに6人の個性や趣味が散りばめられ1つの曲にまとまっていたのが素晴らしかったです。
「ほむら」とか絶対善子の趣味だよなぁ……。
謎セクシーポーズ再来。
でもこの衣装の黒澤ダイヤが綺麗すぎて葬式上げたばかりの爺さんの後を追うところでした。
強欲
4人が説明会を諦め1つになって挑んだ予備予選は会場からはかなりの高評価を受けたようです。
「今日やるべきことはやりとげた」、そう思っていたことでしょう。
2年生の3人以外は。
「さぁ、いくよ」
「ここからが勝負よ!」
「花丸ちゃんたち、大丈夫?」
2年生、いえ、高海千歌は説明会も諦めてませんでした。
みかん畑のモノレールを使って山を進むという奇策中の奇策。
現実的には無理かもしれませんがそこは大事ではなく、「千歌ちゃんが諦めずに方法を考えたこと」「同級生の力を借りたこと」とかそういった部分が大事なのです。
ちなみに、9人乗り自体はできるらしいですね。スピードは遅いらしいですが。
さて、過去にも一度、9人揃った後にAqoursがメンバーが欠けた状態でライブを行ったことがあります。そう、「想いよひとつになれ」です。
想いよひとつになれの歌詞の中にはこんなフレーズが有りましたね。
何かをつかむことで 何かを諦めない
ピアノのスキな桜内さんも、ラブライブもどちらも大事にしたい。
この時から思っていましたが高海千歌は本当に欲深い。
そしてこの強欲さが本当に魅力的な主人公だなと僕は思います。
今回もそうです。説明会か予備予選かなんて選べない。どちらも大事。
だから、どちらも成功させてみせる。
その強欲さ、諦めないキモチの結果が奇跡なんでしょうね。
君のこころは輝いてるかい?
高海千歌は(もちろんAqoursのみんなも)とても欲深いのです。両方を9人で行うことは無理かもしれない。でも出来る限り願望を叶えたい。輝きたい。
この世界はいつも諦めない心に答えじゃなく道を探す手がかりをくれるから。
この歌詞が作られたときの手がかりは「雨の音」でしたね。
そして今回の手がかり(千歌ちゃんは作詞に関わっていないでしょうが)はみかん。
ショートカットを利用すれば可能性が見えてきたのです。
しかし、それでもかなりの距離をはしらなくてはいけない。できるかどうかはわからない。(多分ですがこの話を2年生だけのあいだに留めたのもこれが理由でしょうね。詳細は別記事に書こうかなと思います)
せまるタイムリミットにメンバーの表情が曇っていき、弱音も漏れ始めてきます。
ですが、高海千歌は諦めない。
「奇跡を最初から起こそうなんて人、いないとおもう」
「ただ一生懸命夢中になって何かをしようとしている。なんとかしたい!何かを変えたい!それだけのことかもしれない」
「だから、起こせるよ! 奇跡! 私たちにも!」
この言葉を受けてメンバーの気持ちも前向きになっていきます。
奇跡に対して今回やたらネガティブだった桜内梨子の口から「起こるかな?奇跡!」と期待する言葉がでます。
桜内梨子の問に対する答えとともに流れた曲、「君のこころは輝いてるかい?」
この流れが本当に素晴らしく、感動している自分がいました。
安直な人間と思われるかもしれませんが、それくらい構成が素晴らしいと僕には思えたのです。
ちっぽけな自分が どこへ飛び出せるかな
わからない わからないままで さぁ、はじめよう!
そして
今未来、変わり始めたかも。
そうだ僕たちはまだ夢に気づいたばかり。
動かなきゃ何も変わらない。
このままでは間に合わないかもしれない。
かといって諦めたら、走ることをやめたら間に合わない。
うまくいくかわからないけど、やってみることによって未来を変えられるかもしれない。
という風に彼女たちの状況と(選択肢)リンクしています。
そして何より1話の千歌ちゃんの最後のセリフ
「起こそう奇跡を!あがこう精一杯!全身全霊最後の最後まで皆で輝こう!」
という言葉の本質が歌詞に表れてるなと思えたんです。
冒頭に紹介した魂さんの考察の最後でも書かれていたように、2期の1~3話はセットになっているなと思います。
3話はいわばシメ、1話のアンサーみたいなものといってもいいかもしれません。
もちろん3話は難しいというか、かなり詰め込まれているとか、無茶苦茶なという意見もわかりますが僕はかなりいい回だったなと思っています。
虹
さて、第3話のタイトルにもなっており、桜内梨子の問への答えの根拠にもなった虹。
それについて少しだけ思ったことを書こうと思います。
虹は太陽光が空気中の水滴によって屈折や反射されることによって観測できる現象です(非常に大雑把にまとめてますからね?)
ここでいう空気中の水滴はホースでまいた水撒きとか滝でもいいんですが殆どの場合は雨粒です。
ラブライブサンシャインではしばしば雨は困難の象徴、乗り越える試練として描かれています。
そして太陽光=輝き、つまりAqoursと考えるとAqoursが困難に挑んだ結果見えたものと考えられそうだなと思いました。
3話ではお天気雨だったのでなおさら。。。
などと深夜2時に思いついたのでした。
来週楽しみだな。