抹茶タケノコ

毎週日曜に小説の感想を投稿しています。

【感想】アマプラでみた映画の一口感想まとめ その6

毎週恒例、日曜日に今週見た映画の軽い感想をまとめて語る記事です。

 

仕事疲れで2日分サボっちゃった。

 

目次

 

青天の霹靂

売れないマジシャンがタイムスリップして自分を生む前の両親と出会い、自分の出生を知るというストーリー。

 

至って普通で、大したひねりもないストーリーだけど、

普通に見て、普通に「まあ、悪くなかったかなぁ」って思える程度の映画でした。

 

悪くはないけど、面白みもない。でも酷評するほどでもない。

 

舟を編む

出版社に務める馬締という青年が辞書を作るというストーリー。

 

言葉に詳しいのにコミュ力が壊滅的な青年が、

地道に言葉を調べながら(用例収集っていうらしい)辞書を作る過程は地味ながらも面白かった。

 

ただ、

言葉のプロでありながら馬締は彼女に気持ちを伝えるふさわしい言葉がみつからない

 というあらすじの一文に惹かれて見た身としてはちょっと期待はずれだった。

 

辞書の作成とラブロマンスの両方を同時に進行させるので、辞書の作成に関わるドラマも、ラブロマンスも中途半端になってしまった印象。

 

辞書作成における障害も、政治的な物も、純粋な課題も地味な内容と解決策でパッとしなかった。

 

ただ、表現技法(作中の大事な人物の訃報)などはあえて明言せず察せるような作りになっていたりしておしゃれ。

 

全体的に映像のとり方や雰囲気の作り方がうまいので最後までしっかり視聴はできる作品

 

アフタースクール

その2で大絶賛した鍵泥棒のメソッドと監督が同じということで見た。

 

sol1116.hatenablog.com

 

 鍵泥棒と同じくらいクッソ面白かった。

 

でもあらすじは説明できねえ。ストーリーが複雑すぎるんですわ。

 

でもできる限り簡潔に説明しますわよ。

 

中学教師・神野の元にかつての同級生だと名乗る探偵が尋ねてくることが始まり、

神野の幼馴染・木村が突如失踪したのでその行方を探していく。

 

木村を探していく過程で裏社会に片足突っ込まざるを得なってきたことや

木村の本性が明らかになって緊張感のある展開が続いていく。

 

でも、ある段階から「やられた」って感じだった。

 

ラストの30分は口をあんぐりあけたまま「ははっ・・・」って口元ヒクヒクさせながら見てた。

 

そして何より神野サイドの人間がとにかくかっこいんだわ・・・

 

もう見て。何も聞かずにみて

 

6/26に配信おわっちゃうからその前にみて

 

彼らが本気で編むときは、

母子家庭の女の子が母親に置き去りにされてしまって、トランスジェンダーのパートナーと同棲する叔父のもとで生活するというストーリー。

 

もう既に情報量が多いな。複雑だな。

 

なんかな、色々複雑で考えちゃったな。

 

親ってなんなんだろうね。

 

本物の親より親らしく振る舞ってくれても、

 

本物の親が子供をほったらかしにするような人間でも

 

本物の親は唯一無二の存在には勝てないのかと。

 

でもこの作品とは逆のシチュエーションである「八日目の蝉」というのを考えると

血の繋がりという意味ではなく子供にとって「本物の親」というのは、どんな形であれ

過ごした時間によって形成されていくものなんだな、と思った。

 

SCOOP!

新人記者が芸能スキャンダル専門の中年パパラッチとコンビを組んで、さまざまなスクープをとっていくというストーリー。

 

レビューの平均点数をあてにしちゃダメだなって思った。

 

細かいところで引っかかる部分はあったけど、テンポと臨場感がほどよく

予想出来ない方向にストーリーが動くので飽きる事なく最後まで楽しめた映画でした。

 

特に深い考察とかできる映画ではないのだけど、シンプルに面白かった。