連休のおかげで体力を回復し、新しい物語を読む気力が沸いたのでその感想を簡潔に書いていきます。
目次
フォレスト・ガンプ
26年前の映画。学生時代の英語の先生が「これはね、名作ですよ」と言っていたのが気になって8年、ようやく見ました。
フォレスト・ガンプという少し頭は悪いけど身体能力の高い男性の半生を描いた作品。
いじめられっ子だったフォレストがいじめっ子から逃げるときの脚力を大学のアメフトチームに見初められて、大学に入ったり、陸軍に入ったり、エビ漁をして順風満帆な人生を歩むサクセスストーリでした。
面白い映画だったけど、どこが面白かったと言われると言語化に困る。
多分フォレストのひたむきさと、フォレストと友人になってくれた人達が魅力的に感じられて、見ていて楽しかったのだと思う。
ナイスガイズ!
探偵アクションもの。
とある映画の関係者が次々と殺害されていく事件の真相を突き止めるために、示談屋と私立探偵とその娘が奔走する物語。
示談屋は渋くてかっこいんだけど、私立探偵は酒浸りだし間抜け(しょっぱなからガラスを割って鍵を開けようとして大けがした)で娘の方がしっかりしてるぐらいに頼りない。でも憎めなくて、そんな3人のやり取りやキャラのバランスがちょうどよくて見てて楽しかった。
ちなみになぜか偶然たまたま私立探偵の娘の吹き替えは早見沙織さんが担当しています。
ストーリー全体の感想としてはちょっとわかりづらかったし、目新しさもないけど2転3転して楽しめたし、キッチリ最初に貼られていた伏線を回収して、事態の解決につながるので、綺麗な脚本だったと思う。
まあ、でも一番よかったのは私立探偵のおバカさ加減と、決めるところはちゃんと決めるかっこよさだな。
かっこよさとシリアスの塩梅が上手な映画という印象。
気を張ることなく最後までストーリーの展開を楽しめた。
ただ、割とエッチなシーン多いから家族とみるときには要注意だぞ!!
隠れるところとか隠れてないぞ!
三四郎
これだけ小説。夏目漱石の作品。
そして実はまだ読み終わってないけど、途中でも十分魅力的だったので紹介。
小川三四郎という青年が九州から東京に出てきた際の都会暮らしと、恋愛模様を描いた作品。
都会暮らしの部分はともかく、恋愛模様の部分は夏目漱石の文章力に舌を巻いた。
ありありと情景が浮かんでくるし、美禰子という女性の魅力とそれに対する三四郎の心情(すごく生々しくて気持ち悪い。これは褒めてます)がしっかりと伝わってくる。
めっちゃ色っぽいんですよ。文章だけなのに。
まあ、まだ最後まで読んでいないのですが……。
余談だけど、夏目漱石の作品って文章はともかく段組みがすごく読みづらい印象があったんですけど、三四郎はちゃんと読みやすい段組みでした。
昔、「吾輩は猫である」や「こころ」を読もうとしていた時期があったんですけど、どっちも挫折しちゃったんですよね。
「こころ」はKindle版が読みやすかったんですけど、「吾輩は猫である」は挫折してしまいました。あと、長いし冷静に考えたら最初に読む作品じゃなかったな。
以上です。
ここで紹介した作品はAmazonプライム特典だったり、Kindleの無料版があったりするのでお時間のある方読んでみてはいかがでしょうか。