とうとう3ヶ月も間が空いちまったよ。
今回は2作。
ネタバレに配慮はしないので気をつけてください。
シン・ウルトラマン
初代ウルトラマンを現代版にリブートした作品、とのこと。
現在ではウルトラマンの象徴ともなっているカラータイマーがなくなっているところとかに「リブート」というコンセプトを強く感じられますね。*1
まあ、映画見て初めて気づいたんですけど。
シン・ゴジラと同様にセリフ中の情報量が多くて頭がショートしそうになりましたが、
その分テンポがいいし、戦闘シーンも迫力満点でおおよそ満足。
面白かった。
面白かったんですけど・・・ゼットン、つまり最後の部分がちょっと気になる部分あったかなあ・・・。
対処方法がかなりあっさりしていたとことか。
いや、全体を通して見れば面白かったんですけどね
劇場版 五等分の花嫁
よく言えばうまく2時間に押し込んだ。
悪く言えば、駆け足感が強かった。
アニメ2期と同様にかなり大胆なカットがされていたり(これは原作既読勢の感想ですが)
セリフの間も不自然に短いのでテンポがいいというより、1.5倍速見てる気分になりました。
全体を通して尺が押していることを隠しきれなかったな、という印象です。
ただ、大胆なカットをしつつも、四葉の行動理由をなんとなく推測できる最低限の範囲は残していたり、四葉の過去の話をあとに出して受け手の記憶に残りやすいようにしていたのはうまい工夫だと思いました。
これが「うまく2時間に押し込んだ」と思った所以です。
うまく2時間に押し込んだ手腕は評価したいですが・・・・・・
食い気味に見えるほど不自然なセリフの間の短さを無視しても
やっぱり、四葉のブランコの話はカットしないでほしかったですね。
じゃないと、最後に風太郎のせいでブランコがちぎれるシーンの意味がなくなっちゃうんですよ・・・・・
あと、風太郎と再開した瞬間に四葉が感じた後ろめたさや、その後に抱いた葛藤の様子きっちり描いてほしかった・・・
僕が原作で一番気に入っているところだっただけに非常に残念。
尺の話は一旦置いといて、
そもそも五等分の花嫁という作品の終盤は映画という媒体との相性が悪かったのでは、というふうにも感じられました。
というのも、五等分の花嫁の終盤は一気にすべてをかき集める話ではなく、
風太郎が五人のヒロインを、四葉が四人の姉妹を一人ひとり精算*2していく形式になってます。
9つの短編で構成されているので、映画という休憩なしの一本の映像にするには話がぶつ切りになりすぎちゃうんですよね。
やっぱりアニメのほうが良かった気がする。
総じて、
「五等分の花嫁」の最後の4巻をうまくまとめられてはいましたが、
私が「五等分の花嫁」という作品で一番評価していた部分がカットされてしまっていたのでかなり残念でした。
五つ子ちゃんたちの可愛さが目当てなら存分に活かせているけれど、
五等分の花嫁という物語を楽しみにしている人(特に原作勢)には物足りないかもしれない。
というのが私の感想です。
アニメ媒体でちゃんとやってくれねえかなあ・・・