抹茶タケノコ

毎週日曜に小説の感想を投稿しています。

【感想】読書感想一口まとめ 実用書・専門書編 その2

実用書・専門書を読んだ感想を軽く語るシリーズのその2。

 

いわば勉強メモです。

 

読んだ本が自分にとってどの程度有益だったか、自分用のメモとして5段階評価(5が最大)をつけておこうと思います。

評価は内容の充実度を重視してます。

 

5:説明がわかりやすく、内容も充実している

4:内容は充実しているが、説明がやや難解。読んで損はない。

3:説明がわかりやすいが、内容が物足りない。読んで損はない。

2:読んで得られるものはあるが、説明が非常に難解。少々お勧めしにくい。

1:読んで得られるものはないと感じた。

 

一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書

書籍自体の感想

5点。

 

前々から世界史を勉強せねば、という気持ちがあったんですよ。

とかいいつつ、学校で世界史を履修していないので教科書すら持っておらず、どの参考書が良いのかわからず数年放置してました。

 

そんな中、本書がKindleの半額セール対象になっていたのを機に購入。

 

評判もかなり良かったので迷いなく買いました。

 

結果としては大正解。

 

15世紀ぐらいまでは、世界全体の話を時系列に語るのではなく

ヨーロッパ、インド、中東、中国という4つの地域の歴史を個別に解説しています。

 

その後、15世紀からは上述の四つの地域が互いに影響しあうので、世界史として解説されていきます。

 

ヨーロッパの歴史の話が始まったら、15世紀までヨーロッパの話しかでてこないので、主語が固定されており、すっきりまとまった構成になっていたので非常にわかりやすかったです。

 

ちゃんとした専門書ではない(と思う)ので、この本だけを根拠に世界史を語るのは危険ですが、

 

世界史を全くやったことない人間が、世界史の入門書として購入するには、値段、内容の質、情報量、どれもうってつけな文献だと思います。

 

少なくとも全体像はイメージできるようになった……と思います。

 

本書の欠点を強いて言うならば、年号がほとんど出てこないという点でしょうか。

 

表紙にも本書には年号がでてこないことを触れ込みとしていましたが、読み手が理解するためのメリットはあまり感じられませんでした。

 

売る側が「年号を覚えなきゃいけないんでしょ……?」という先入観を取っ払って手に取りやすくするための戦略なのかなあ、といった印象。

 

まあ、余計な情報を省くという意味では一役買っているのかもしれません。

 

私は中国史とかでイベントが発生した時「このイベントが起きた時、ほかの地域ではどんなことが起きていたのだろう」とか気になるタイプだったのでちょっともったいないな、と思いました。

 

学習内容についての感想

やっぱ複数の国がそれぞれの思惑で動き、影響を与え合う15世紀ぐらいになると世界史は面白いなって思いました。

 

漫画や映画等の物語でもそうなんですけど、

なんでれぞれの人物が互いの立場に準じた行動をして、ぶつかりあうだけで面白さが生まれるんでしょうね。

 

産業革命以降は特に面白かったです。中学生の時もこの辺から歴史のモチベ上がった気がするな。

 

ベルサイユ条約の賠償金って最近までちゃんと支払っていたんだっていうのが個人的な一番の驚きです。

 

私が初めてベルサイユ条約という単語を知った時、まだ賠償金支払ってたんだって思うと、面白いですね。