今週読んだ本の感想を軽く語る記事です。
今週から読んだ本の通し番号を付け始めました。(過去の記事も更新済みです)
読んだ本には僕の好みへの適合度を示す指標として以下の基準で点数をつけていきます。
10~9:文句なしに好き。10点は特に好き
8~7:気になるところはあるけど見てよかった。面白かった作品。
6~5:面白かったけど、なんか気になる、もやもやするという部分が勝る作品。
4~3:最後まで見たけど、あまり感じるものがなかった作品
2~1:最後までみてもなんか納得できなかったり、無理して最後まで見た作品
0:嫌い。
目次
基本的に題名のみ書いてますが、同名の作品がありそうな場合は著者をカッコ書きで記載します。
#22 さあ、脱獄を始めましょう
3点。
設定は興味深かったけど物語の展開に興味を持てなかったタイプの作品です、
……もう少し感想をひねり出してみようと思いましたが、
本当にそれ以上でもそれ以下でもないですね。
ただ、文章の節々から作者の普段我々の生きるこの世界に対してどう考えてるのかが、何となくにじみ出てきているように思えました。
その考えに対しては共感できる部分はあります。
ありますが……。如何せんストーリーにあんまり絡んでこないので特に感じるものがなかったです。
#23 変身(東野圭吾)
5点。
脳移植を施され一命をとりとめた青年が徐々に性格や得意なことが変わっていく、というお話です。
あらすじを見た瞬間に強く惹かれるものを感じ、即購入したわけですが期待した通りの面白さでした。
青年の人格が徐々に脳の持ち主の人格に支配されていき、それに苦しむ青年の心情描写や、変化に対する苦しみすら薄れるほどじわじわ人格が変わっていく様子はページをめくるのをためらうほど怖かったです。
しかし、同時に恐いもの見たさと話の展開への関心からページをめくりたい気持ちを誘発させる内容と文章になっており、最終的にはページをめくりたい衝動が勝る、そんな作品でした。
後半200ページは一気に読み終わってしまいましたね。
じゃあなんで5点だったのかっていうと
変化がかなり進んだ頃の人格が結構なクズだったのでで読んでいてイライラしました。
イライラする理由はわからなくもないので自己嫌悪かもしれません。
流石にあそこまで狂った人間ではないと思いたいですが。
私は小説の主人公にはきれいなものを求めすぎているのかもしれませんね。
#24 保健室のオトナな先輩、俺の前ではすぐデレる
6点。
無難に面白かったです。
一言でいえば、大人っぽく振舞おうとする年上ヒロインとの甘いラブコメでした。
地の文は砕けた文体でありながら、ヒロインのオトナぶろうとしつつも、主人公に翻弄されるほほえましい様子を容易に想像させてくれるな文章になっており。何のノイズもなく、思う存分ヒロインの可愛さを楽しむことができました。
ヒロインがオトナぶろうとする背景や、物語としての山場は用意されていますが、味付けは薄味。
物語の展開的に大きく盛り上がるような部分はありません。
(もちろん、違和感なく上手に話はまとめられています)
したがって、派手に大きく盛り上がる展開が大好きな私(というか、本シリーズ)の基準では、6点という微妙な評価になってしまいますがそれでいいのだと思います。
本作はヒロインの可愛らしさと主人公のやり取りに重きを置いている(と思う)ので、二人の会話が楽しめればそれで十分なんですよ。