今週読んだ本の感想を軽く語る記事のその34です。
読んだ本には僕の好みへの適合度を示す指標として以下の基準で点数をつけていきます。
10~9:文句なしに好き。10点は特に好き
8~7:気になるところはあるけど見てよかった。面白かった作品。
6~5:面白かったけど、なんか気になる、もやもやするという部分が勝る作品。
4~3:最後まで見たけど、あまり感じるものがなかった作品
2~1:最後までみてもなんか納得できなかったり、無理して最後まで見た作品。
0:嫌い。
X:評価不可能
#66 あの日に亡くなるあなたへ
8点。
雨の日にだけ過去につながる電話によって、
20年前に亡くなった母親を助けようとする産婦人科医のお話でした。
作者が現役医師というだけあって、
時間干渉を扱った作品でありながら、
作中の命題を医学的知識とアプローチからしっかり解決に導いたところが面白かったです。
主人公のトラウマを克服する舞台の準備と
過去の母親を救うために必要なパーツの入手がつながる展開がよかったです。
ただ、まあ細かいことを気にしたら負けなんでしょうけど、
いわゆるタイムパラドックスの処理が雑だったのが気になりました。