はじめに
先日書いた以下の記事の修正版です。
強化点見逃していたり、考えが変わったポケモンがいくつかいるので修正版を書くことにしました。
また、既存ポケモンをすべて書くとえらい長さになったので、
今回は注目度別に記事を分けて投稿しようと思います。
注目度★5の定義
本作において、今までにない新しい動きができるようになったポケモン、
または既存の型を順当に強化したことでアイデンティティを確立できたポケモンです。
前回からの変更点
強化点として挙げる技を絞りました。
強化点ごとに見出しを作りました。
チャーレム
強化点①:インファイトの習得
格闘技が”まもる”が多様されるダブルバトルで使いにくい”とびひざげり”しかなかったチャーレムですが、
今作から守られてもダメージを追わないうえに命中も安定な”インファイト”を習得。
ダブルバトルでの使い勝手が大幅に向上しました。
強化点②:スキルスワップの習得
物理技の威力を倍にする強力な特性:ヨガパワーを持つチャーレムがスキルスワップできるようになりました。
これはチャーレムにしかできない芸当であり、非常に強力なサポートだと思います。チャーレムでこれをやる構築が強いかどうかは別ですが。
ちなみに、ヨガパワーは「ステータスとしてのこうげき」が倍になるのではなく、
「ダメージ計算のにおける、攻撃ステータスに該当する数値」を倍にします。*1
なので、補助技で味方の能力ランクを+2する時と以下の違いが生まれます。
スキルスワップをかけるとしたら、やっぱり威嚇のような出たときに効果が完了する特性を持つポケモンにしたいですね。
具体的には威嚇もち物理アタッカーのウインディ、ギャラドス、
天候変化特性を持つバンギラスとかですね。
なお、こだいかっせいやクォークチャージにはスキルスワップは聞かないみたいです。
強化点③:トリックルームの習得
チャーレムで使うかはさておき、
トリックルームは天候と違って1行動消費しないと起動できないため、
この技を覚えるだけで採用を検討する価値が生まれます。
その他強化点:”ちょうはつ”、”ふういん”、”くさわけ”
微妙な素早さ種族値を上昇させられる”くさわけ”、
トリックルームを妨害できる”ふういん”、”ちょうはつ”を習得しました。
”くさわけ”については耐久の低いチャーレムで使っても微妙かもしれませんが、
チャーレムはどちらかといえば速いよりのポケモンなので、トリックルームを妨害できる技を2つも習得できたのは大きいでしょう。
”ふういん”は技スぺを消費するので基本的には”ちょうはつ”かなあ、って感じですが。
フローゼル
強化点①:ウェーブタックルによる物理火力の上昇
厨ポケというネタが通じる人がほとんどいなくなってそうなポケモンフローゼル。
水版フレアドライブことウェーブタックルの習得により大幅強化されました。
この強化により、特性”すいすい”持ちで最高火力の水物理アタッカーというアイデンティティを確立。
こちらは未解禁のポケモンも含みます。今後のアップデートでカブトプスやアバゴーラがウェーブタックルを引っ提げてパルデアに来なければ、の話ですが。
強化点②:氷物理サブウェポンの上昇
威力80の氷物理アイススピナーを習得し、サブウェポンの火力が上昇しました。
といっても威力5だけですが。
冷凍パンチと違って凍らせることはできませんが、10%に期待するならこっちですかね・・・って私は思います。
強化点③:バークアウト習得によるサポート性能の向上
相手全体を攻撃しながら特殊火力を下げる技”バークアウト”を習得したことで、
味方ポケモンのサポートができるようになりました。
ちなみにすいすい持ちでバークアウトを使えるのはフローゼルとツンベアーだけです。
(どちらもSVから習得しました)
また、単体技かつではありますが攻撃しながら相手の物理火力を下げられる水タイプの新技”ひやみず”も習得。
フォレトス
強化点①:好相性の積み技”のろい”の習得
攻撃と防御を同時に挙げられる積み技”のろい”を習得したことで、耐久と火力がさらに上昇、また素早さも下がるのでジャイロボールとの相性が良くなりました。
強化点②:高い防御を活かせる”ボディプレス”の習得
防御でダメージ計算を行う技”ボディプレス”を習得したことで、
140もある防御種族値を活かせるようになりました。前述の”のろい”とも非常に相性が良いです。
強化点③:複数のサブウェポン習得
具体的には以下の技。
- タネばくだん
- ロックブラスト
- ストーンエッジ
- アイススピナー
今までいわなだれしかなかった岩技の威力が改善されたのが一番大きいですかね。
リングマ
強化点①:"しんかのきせき"が適用可能になった
現時点で手段は不明ですがガチグマという進化先がアルセウスで追加されたため、進化の輝石が適用されます。
あいにくと耐久型のポケモンではありません*2が、HP種族値が90、あるので防御・特防も75はあるので輝石の恩恵はデカいです。
それでいて攻撃種族値が130もあるうえに、特性が根性なので厄介な立ち回りができそう。
テラスタルをはじめとした今後の研究次第ではひと暴れするかもしれません。
オドリドリ
強化点①:”ちょうのまい”+"バトンタッチ"の両立
なんと、ぶっ壊れ積み技こと”ちょうのまい”を習得。
ドーブルを除けば3匹目の蝶舞バトンができるポケモンになりました。
他の蝶舞バトン持ちと比べると
- 蝶舞バトンができるポケモンで唯一炎弱点を持たない
- 特性”おどりこ”によって相手や味方の舞技をパクることもできる
- ぱちぱちスタイルなら麻痺状態にもならない
という明確な差別化点が複数あるのもGOOD。
構築段階ならバトン先に合わせてタイプを調整できるのもうれしいですね。
ユキノオー
強化点①:特性「ゆきふらし」の仕様変更(「あられ」の廃止)
かなり異質な強化、というより変更点といった方が正しいでしょう。
氷タイプ以外にスリップダメージを与える天候「あられ」が消え、
特性「ゆきふらし」が引き起こす天候は氷タイプの防御力を上昇させる「ゆき」になりました。
なお、吹雪必中の性能は据え置きです。
スリップダメージを引き起こせなくなったのは襷をつぶしにくくなったこともあり、手痛い弱体化ですが、氷タイプの防御アップも決して弱い効果ではありません。
まずユキノオーのステータスが底上げされる点が強い。
他の氷タイプへの影響を考えるとゆきがくれ持ちはめんどくさそうです。
まあ、個人的にはスリップダメージ消さなくてもよかったと思いますが、ユキノオーは雨パに困ったときの防御策というイメージが強いので、襷枠を気にすることなく天候変更要因として気軽に採用できるようになった……という部分が強みになるといいですね。
ちなみに雪による防御アップはボディプレスに影響しないっぽいです
強化点②:"てだすけ"の習得
全ての天候特性ポケモンに共通する強化ですが、味方の火力を一時的に上昇させる”てだすけ”を習得。
ただ、”てだすけ”についてはほかの天候パと違って上から高火力で押しつぶす構築ではないためちょっと微妙のようにも思えるし、
ユキノオーを採用したパーティは天候パというよりはスタンパみたいな立ち回り求められるので火力を補強できる大きな強化にも思えます。
まあ、霰パでの印象なので「ゆき」だとどうなるかっていう話もあるんですけど
ハギギシリ
強化点①:”いかりのまえば”、”こごえるかぜ”によるサポート性能の向上
相手のHPを半分にする”いかりのまえば”によって火力補助と、
相手2体の素早さを下げられる”こごえるかぜ”による素早さ操作が可能に。
先制技から見方を守れる特性「ビビッドボディ」、
リフレクターやひかりのかべを破壊する元専用技”サイコファング”とあわせて
複数の仕事を遂行できる器用なポケモンとしての位置づけ確保できそうですね。
強化点②:”ウェーブタックル”の習得
水タイプ版のフレアドライブことウェーブタックルを習得したことで、本人の火力も大幅に上昇。
まあ、アタッカーに向いているかっていうと微妙ですが。