抹茶タケノコ

毎週日曜に小説の感想を投稿しています。

【感想】小説の一口感想まとめ その47

 

あけましておめでとうございます。

そしてダイヤさん誕生日おめでとう。

 

というわけで、今年最初のの今週読んだ本の感想を軽く語る記事です。

番号は通算で47。

 

読んだ本には僕の好みへの適合度を示す指標として以下の基準で点数をつけていきます。

 

10~9:文句なしに好き。10点は特に好き

8~7:気になるところはあるけど見てよかった。面白かった作品。

6~5:面白かったけど、なんか気になる、もやもやするという部分が勝る作品。

4~3:最後まで見たけど、あまり感じるものがなかった作品

2~1:最後までみてもなんか納得できなかったり、無理して最後まで見た作品。

0:嫌い。

X:評価不可能

 

 

#82 恋人以上のことを、彼女じゃない君と。

恋人以上のことを、彼女じゃない君と。 (ガガガ文庫)

7点。

偶然再会した元恋人同士の男女の関係をつらつらと描く作品です。

ちなみにそういうことをした事実は記述されますが、そういう描写はないです。

 

特にこれといって盛り上がるシーンとか乗り越える課題とかはないのですが、
不思議といつまでも見ていられるような二人の心地よく、
そしてほどよい色気のある関係性がねっとりと描かれた良い作品でした。

 

色んな界隈に怒られそうだけど、作品から感じる雰囲気は文体も含めて川端康成っぽさがありました。

もちろん現代の娯楽小説的に文体とか崩している部分はあるんですけどね。

 

めっちゃ面白かったというよりは良質な文を読めたという満足感のある作品です。