毎週続けてきたこのシリーズですが、年始早々から流行り病にかかって更新できませんでした。
というか、読書ができませんでした。悲しい。
というわけで、今週読んだ本の感想を語る記事その48です。
読んだ本には僕の好みへの適合度を示す指標として以下の基準で点数をつけていきます。
10~9:文句なしに好き。10点は特に好き
8~7:気になるところはあるけど見てよかった。面白かった作品。
6~5:面白かったけど、なんか気になる、もやもやするという部分が勝る作品。
4~3:最後まで見たけど、あまり感じるものがなかった作品
2~1:最後までみてもなんか納得できなかったり、無理して最後まで見た作品。
0:嫌い。
X:評価不可能
#83 タクジョ!
4点。
新卒の女性タクシードライバーが主人公のお話。
女性タクシードライバーならではのトラブルのようなイベントの描写は面白くあったのですが、そこまで刺さるものはなかったです。
ただ、文体というか会話が何気ないというか、「こういう職場の会話あるなー」という雰囲気づくりが良くも悪くもできていている作品でもありました。
良くも悪くもという言葉には、よく言えばリアリティがあるんですけど、悪く言えばリアルすぎて仕事があまり好きじゃない自分にはちょっと空気が苦しい、という意味がこもってます。
薄味な作風ですが、何となく最後まで読んじゃう、そんな作品でした。
この本を読んで再認識したことですが体言止めを多用する文体って結構読みづらいですね。
どうしてもリズムがおかしくなるというか、文の終了を認識しづらくなります。
自分で書く時も気を付けようと思いました。