今週読んだ本の感想を語る記事その54です。
読んだ本には僕の好みへの適合度を示す指標として以下の基準で点数をつけていきます。
10~9:文句なしに好き。10点は特に好き
8~7:気になるところはあるけど見てよかった。面白かった作品。
6~5:面白かったけど、なんか気になる、もやもやするという部分が勝る作品。
4~3:最後まで見たけど、あまり感じるものがなかった作品
2~1:最後までみてもなんか納得できなかったり、無理して最後まで見た作品。
0:嫌い。
X:評価不可能
#90 Vtuberのエンディング、買い取ります。
3点。
Vtuber特有の様々なしがらみに焦点を当て、あの手この手でVtuberの中の人を救うという斬新な切り口の作品です
アイデアは面白いなあと思ったし、文章力も素晴らしくてテーマに沿った話を作りあげる構成力も良かったと思うのですが…………
う~~~~~~~~~~~~~ん…………全然刺さらなかったなあ……。
まず、引っかかるのは配信のコメントやSNSへの投稿文などの表現が見づらい点。
テーマの関係で多くなってしまうことは仕方ないのですが形式が良くないのか小説という媒体との相性が悪いのか、すごく読みづらかったです。
テンポよく読み進められていても配信のコメントとそのやり取りで集中がどうしても途切れてしまいました。
そしてキャラクターの感情についていけなかった点。
特に最後の主人公がなくシーン。
「な、何で泣いてるの……?」となってしまった。
……これは私がVtuberという文化に疎いだけなのかもしれないですね。
というわけで、コンセプトは面白かったけど中身は肌に合わない作品でした。