15の時に高専という特殊な進路を選んでそこから始まった特殊な学生生活が終わったので区切りとして振り返ってみようと思います。
高専➡大学編入➡修士っていう比較的珍しい生き方をしているので今後高専を考えている人とか編入➡大学院を考えてる高専生の役に立ったらいいな。
ただし、高専入学してからもうかなり時間がたっているんでそんなにあてにしないで思い出話程度に聞いてください。
しかし、珍しいっていう自覚全然ないけど高専生って数%しかいないし、大学院生も全体で見たら少数派らしいんだよな……。
目次
高専時代
1年生
高専といえばロボコンとか有名でロボットにかかわることをやりたいとか、プログラムをやりたいとかそういう高い目的意識をもっていたり、あるいは就職に有利だからというある程度将来を考えた理由で入学を決める人がいるのかもしれません。
が、僕が高専受験を決めた理由は入試に社会の試験がなかったから(学校によります。僕の高専も最近は社会の試験があるそうです)
あまりにもその場しのぎで安直な動機ですね。人生舐めすぎでは。
ただでさえ高い目的意識などないのに寮生活という環境で対戦相手に困らなかったせいかポケモンの対戦にハマり始めます。努力値とか調べたりしてね。なにやってんだか。
ツイッターにもはまり始めました
結果、高専1年生の平均順位は下から4~5番目ぐらい。赤点もいくつかとって再試を受けさせてもらってなんとか進級できました。
あ、高専1年生の内容はほとんど普通の高校生と同じ(だと思います)です。
ちょっと専門科目と実験があって数学の進みがたぶん普通の高校より速いぐらい。
2年生
寮生活からの解放。往復1時間程度(永遠に坂道なので行きと帰りの時間が違う)の道のりですが寮生活のめんどくさい部分から解放された喜びが勝った。
前期は相変わらずポケモンとツイッターでしたが後期から「このままだとやばいな」という意識が芽生え始め猛勉強を始めることに。
とりあえずテスト前の1か月で100時間勉強することを目標にしてその間ツイッターをやめたりしていた。期間があってるかはわからないけどとりあえず100時間みたいなことは考えていたと思う。
ほかにも深夜1時過ぎたら勉強はしないとか、休日は8時間以上勉強するとか、テスト範囲の問題は全部3回以上やるとかも意識していた気がする。きっとできる人はもっとやってるんだろうな……
結果としてドベだった成績は中盤ぐらいまであがることができたし、今後の勉強の仕方の基礎みたいなものは身についた気がする。実際それ以降はこの時ほど勉強はしてなかった。
3年生
専門科目が増えてきてとにかく微分方程式祭りだった。
ただ微分方程式に慣れてしまえば同じ要領で使いまわせるのでそんなに苦しくはなかったし、成績も1回だけ10番ちょっと手前ぐらいになることができたし、進学も現実的な範囲になってきた。
一方で同い年の人たちがみんな受験勉強にいそしむ中僕はBW2を楽しんでいた。
名作でしたね。レート対戦を本格的にやり始めたのもこのころだったと思う。
イカサマブラッキー構築でオンライン大会優勝したりもしていた。
ほかにはお絵かきをちょっとだけかじり始めた。
最近は書きたいものがあまりないのでやってないしそもそもそんなにうまくないんだけど。
4年生
ラブライブにはまった。
一番大きな出来事な気がする。
学業面は3年生ほど順調じゃなかった。久々に赤点とったし、テスト勉強も結局一夜漬けがメインになっていたりした。
一夜漬けメインは結局大学卒業まで残り続けたので悪い癖をつけてしまったと思う。
結果としてどうにかなったけど往復1時間を徹夜明けでチャリを漕ぐのは本当に危ないので良い子のみんなはマネしないでね。
ポケモンの方は6世代の幕開けだったけど天候パが組みにくくなってレートは1回もやらなかったし、なによりXYのストーリーがあまりにも好きになれなくて、持ってないメガストーンのためにやっていないバージョンをやるのは億劫すぎた。
XY両方買ったのにYだけやってXは開封することもせず人にあげたし、Yも大学生のときに売った。
編入試験を意識しなければならない時期だったけど学校特有のアレコレでほとんど勉強できてなかった。
春休みにTOEICスコアを4面サイコロを振る機械から人間レベルにあげた程度。(英語超苦手マン)
地味に東京に行く機会が増えた。オフ会したりとかね。
5年生
4年生が忙しかったのと正直自分が何したいかさっぱりわかっておらず、進学することしか決めてなかったので大学を悩むところから始めていた。
また編入説明会という高専卒業生が編入にかかわる情報を教えてくれるイベントがあったのでそこにいったりしたらみんな高専で平均成績5位以内とかGPA3.5(最大値は4.0)ぐらいとかの化け物ばかりで「本当に進学できるのか…?」と不安になっていた。
ちなみに僕の成績は36人中24位。GPAは2.7ぐらい。研究室の先生が進路担当的な先生だったので後輩たちにも僕のGPAは知られている事実に笑った。なんなら僕より正確に僕のGPAを把握している。
結局進路は一番楽しかった授業が物理系の授業だったので
- 物理系の学科が編入を受け入れてるところ
- (できれば)関東の大学
- 試験に化学がない
- 推薦書がいらない(成績的に書いてもらえないと思ってた)
というほとんど消極的な理由で3校を受験。
滑り止めとして編入界隈では有名な技科大は第一志望の某大学東京と試験日が連日なので物理的に無理と判断し、入学確約書の期限と志望大学の合格発表との都合が合う金沢大学を滑り止めとして選んだ。
専攻科はなんか改革の年であることでどれぐらい受かるかわからないっていうのと、試験範囲が受験した3つの大学の試験範囲とちょっとずれてて勉強量が増えそうだったので無理と断念。
かなり危険な賭けだった気がするけど2勝1敗でとりあえず進学はできた。第一志望には落ちたけど。
合格発表に書いてあった「該当者なし」の文字はいまだに忘れない。
研究はもう本当にダメダメだったしお説教もそこそこ食らった。ちょっと研究に向いてないなとすらも思って進学を決めたことを後悔した。
ポケモンはORASのハピナス道場が優秀すぎてモチベがすさまじく、シングルだけでなくダブルやトリプル、果てにはローテとスペシャルにまで手を出していた。
でもさすがに首が回らなかったのでシングル、ダブル、トリプルだけをやることに。
どれも中の上程度の結果は出せたのでよかったと思う。トリプルは2桁に入れたしね。
あとなんか知らんけど偶然デュエマのアニメの最終回をニコ動でみてルシファーVS勝太の決戦と切り札引いてからのOPに心動かされデュエマ熱が爆発。
昔好きだった連ドラを雑に組みなおしたり、カードショップを回ったりした。
もうほとんど潰れちゃったけど。
編入試験の勉強の話
正直僕が進学した大学は推薦入試しか受け入れてないのでもう役に立たないけど思い出話よりは興味があると思うのでここだけ別枠で。
先述の通り僕は順位が真ん中より下でGPAもかなり低い方だった(進学の最低条件が真ん中より上かGPA3.0以上のどちらかを満たすことが目安とされていた)ので将来への不安をとにかく勉強することでごまかした。なにせ勉強できる期間が3か月しかないのだから。
まず、とにかく数学を勉強しなおすところから始めた。
三角関数、対数関数の基本的な公式を証明し、過去問をみて自然対数以外のものや三角関数の変形を主とした問題がなければそこで三角関数・対数関数の勉強は打ち止めにした。
もっと言うなら微積分と線形代数に必要な知識以外は全部あきらめた。3か月じゃ絶対無理だと思ったから。
まずは微積分も線形代数も2,3年生の時に使っていた教科書と問題集を全部解きなおし、公式の導出も復習した。
それらを終えたら編入を意識した人であれば絶対名前は知っているであろう編入試験問題徹底演習に手を付けた。
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とにかく残された時間が足りなかったので編入に関係なさそうな授業のときは時々ノートを書きながらも勉強した(本当に申し訳ないと思う)。
ただ、教科書を出しながら勉強すると注意する先生は注意するのでルーズリーフを3枚用意しそれぞれにあらかじめ1個ずつ行列を書いて逆行列、固有ベクトルの導出とか対角化といったケアレスミスが多くなりがちで、数をこなしてなれる必要があるタイプの問題を解いていた。
そこそこ自信があるつもりだったけど過去問が全く解けなかったのでとりあえずよくつかわれるといわれていた基礎物理学演習を解いた。
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が、これもちょくちょく難しかったので一度レベルを下げ名門の森という高校生向けの物理の問題集を解いてた。
編入試験には熱力学もあるけど、うちの学科では熱力学をやるのが5年生からだったので熱力学の勉強用に買ったのもあるけど割と正解だった気がする。
特に力学以外の部分(特に波動)は僕は本当にへっぽこぴーだったのでお世話になりました。
ほかにもいろいろ買ったけど結局ちゃんと解いたのは学校指定の教科書以外はこの3種類ぐらいだったな。
物理も数学も1回目で間違えた問題に赤い丸をして、次の日にもう1回解いてみて解あってたら青い丸をつけておしまい。できなかった問題はまた次の日にもう1回解くというスタイルをとっていた。
で、時折青い丸を付けた問題を気まぐれで解いてちゃんと理解できているかを確認し、間違えたら最低3回は解きなおすよう意識していたと思う。
英語に関してはいろいろ試行錯誤したけど英語が試験にあった某大学東京は落ちたんで参考にしないでください。
大学時代
大学3年生
とにかく勉強ORデュエマだった。
進学先のサークルの先輩たちがデュエマやっていたのと自転車で行ける範囲にカードショップが5件もあったのでもう楽しくて楽しくてしょうがなかった。
レッドゾーンというウルトラかっこいいカードに出会えたし、3枚も自引きできてもうこれは運命だと思った。縁の赤色がたまらんのですわ。
僕と入れ違いで地元に帰った友達もマスターズクロニクルデッキの発売で復帰して本当の楽しい時間だった。
Vaultに手を出したのもこの時期。
一方でポケモンはほとんどやらなくなっていた。家事に慣れるのが精いっぱいでモチベがなかったんだと思う。
勉強の方はとにかく大学院入試を筆記免除できるぐらいの成績になろうと猛勉強していた。
なんだかんだでGPA3.0をぎりぎり超えて推薦枠を勝ち取り院進学を決意。
実は学部卒で就活することも考えていたけど、やっぱりもうちょっと勉強したいと思ってしまったのです。
大学4年生
なんかフランスに行ったりした。
授業もほとんどなかったし院試も筆記免除だったので研究に集中することができた。
ゼミの教科書は英語なうえにマジで内容が意味不明で何度も心折れたし、自分が本当に何もできない人間なんだなと思い知らされた。
ただ、指導教員の先生には本当に親切丁寧に教えてもらったし、自分のやり方を尊重してくれる先生だったので本当にいい研究室だったと思う。
プログラムとかはほとんど先生が書いていて僕はこれ自分で研究したことになるのだろうかという気持ちにもなったけど、市販のプログラムも使っているしととりあえず結果を出すことに専念した。
高専で学習したのでそんなに切羽詰まらず卒論用のスライドを作ることができたし、徹夜をすることもなく終わった。
正直この結果にどんな意味があるのかとかどう解釈するのかわからない部分もあったけど、乗り越えられたのはラブライブ!サンシャイン!!の力が大きかったと思う。
プロジェクト自体は3年生の時に始まっていたし1stシングルから追いかけていたけど、アニメがスタートしてその出来がめちゃくちゃよかったこと、そして何よりも黒澤ダイヤの魅力の存在が本当に大きい。
ここまで推せるキャラに初めて出会えた。本当に心の支えとなっていた。
彼女についてはまたどこかで語りたいと思う。
あともう1つ結構大きなイベントがあって人生で初めてアーティストのライブに行った年でもあります。
初めてのライブが早見さんのライブで本当に良かったと思う。
このライブの楽しい思い出があったからこそ僕は希望を失わずにいられたと思う。
割と真剣な話、つらかった時にはこのライブのDVDを再生して楽しかった思い出に浸っていた。
黒澤ダイヤも大事な心の支えの1つなんだけど、楽しかった気分を蘇らせるのは楽しかった思い出に浸るのが一番なんじゃ。
大学院時代
修士1年生
修士の授業はピンキリだったけど面白い授業は本当に面白かった。
つまんない授業は本当に地獄だったけど、取得しなきゃいけない単位数に対し開講授業数がかなり少なかったのでそこはしょうがない。どこもそんなものかもしれないけど。
研究ではいろいろあって自分でプログラムを書く機会も増えた。
高専時代の何倍もプログラミングの勉強をしたと思う。高専時代に勉強する量が少なすぎたともいう。
研究はUNIX環境だったのでC言語で事足りたけど、友達がUSUMで復帰したのにあわせてポケモンも復帰したんだけど対戦結果を記録するツールを自分で作りたくてWindowsでプログラミングするためにC#を勉強したりした。
C言語をWindowsで動かすのはめんどくさそうだったので…という消極的な理由だったけど。
ポケモンは就活が近くなってから復帰したというかUSUMが11月だったのでしょうがないんだけど、そんなにできなかった。
とりあえず思い入れのあるバクーダ構築でスタートし僕が構築を提案、友達が回すことで1800を突破。
シングルは難しすぎて1800超えられなかった。
ただ、このあとに就活でものすごい体力を持っていかれ今日にいたるまでポケモンはほとんどできていない。いや、ポケモンはやってるんだけど。
一方でデュエマは一緒に遊んでいた地元の友達が働き始めてしまったので昔ほどできなくなってしまった。悲しい。
あと、ラブライブサンシャインのアニメ2期がありましたね。
もう、これに関してはいっぱい語ったしSaint Snowがピックアップされまくってて本当にうれしかった。
Aqours2ndでまあまあの傷を負ったんだけど(Aqours初現地)就活直前のファンミで何とか取り戻すことができたし、3rdへの希望を持つこともできた。
でも、ファンミに行って見ようって気持ちになれたのは早見さんのライブの思い出あってこそなので彼女の存在は僕の中ではかなり大きい。
修士2年
地獄の就活。
毎日毎日不安でしょうがなかったし、なんだったら社会そのものに対して不安しかなかった。
特に高専卒で院まで行った人間がどう評価されるのかが本当に不安だった。
編入した人の就活体験記ってあんまりないんですよね。
就活そのものは就活後に控えていたAqours3rdまでには終わらせるという気持ちのもと、早めに終わって研究に専念することができたのでよかったけど、どう転ぶか不安だなあ。
修論は計算に使う単位系を間違えていたり実験とのそりあいがうまくいかなくて大変だったけど、Aqoursのライブという心の支えがあったので何とか乗り越えられた。
この年はAqours3rdの埼玉と福岡、4th、沼津ファンミと本当に現地に恵まれた年でした。どの公演も席がよかったし。
特に3rd福岡は最高だった……
2回目の早見沙織ライブにも行けて、早見さんの歌うクリスマスソングも聞けたし、ライブに関してはもう最高の1年だった。
あと、Aqours5thも無事現地いけることになりました。ほんとなんで1stだけ外したんだろうな。
ポケモンはたまに潜るぐらいしかやらなかったけど、ポッ拳はめちゃくちゃやってました。
本家の運負けに嫌気がさしたらポッ拳如何ですか?
3年次編入の後に関するあれこれ(思い出話に興味ない人はここからどうぞ)
大学生活のまとめ。
これは僕の性格面もあるんですけど大学では友達は本当に少なかったです。
すでに作られた新しいコミュニティにズカズカ入っていくのって本当に難しい。
サークルでは趣味が近いのもあって本当によくしてもらったので仲のいい方々はできましたが、クラスの方はそんなにでした。
学科のコミュニティはほとんど研究室内で完結していた感じです。
人間関係広げるのって難しいですね(アパートの隣人とはよく話した)
高専の学科と分野が違う学科に編入することに関しては意外とどうにかなるのでそんなに心配しなくていいと思います。少なくとも合格できる学力があるなら大丈夫です。
もちろん大学によって違いますし、単位認定によっては3年目が必要になってくることがあるのでしっかり調べる必要がありますが。
就活の話
20社ぐらいエントリーして最終的に受けたのは10社ぐらい。
内定2、お祈り4、辞退4って感じです。4月の真ん中で内定もらって就活終えてそのあとにお祈りメールきたんで実質内定2、お祈り1、辞退7です。
就活サイトに関してはこの2つじゃないと申し込めない(面接の予約など)ところもあるので行きたい企業があるなら登録しておいていいと思います。
編入で一番困ったのはやっぱり情報を集めるところ。友達がいないとこういうところで苦労します。(編入関係あるのか?)
いきたい業界がない場合、進学先に学内説明会があるならそこに行きましょう。
いろいろ話を聞いて面白そうなところを選んでその業界を調べるのが一番いいと思います。
行きたい企業があるなら会社説明会に行っておきましょう。学内説明会があるなら両方行っても損はないと思います。
何が言いたいかって無理してビッグサイトとか行く必要はないです。コミケぐらいにしましょう。僕はコミケ行ったことないですけど。
少なくとも合同説明会への参加が必須な企業はめったにないです。
僕も紛らわしくて苦労したんですが「説明会必須」の説明会はだいたい会社の本社とかで行われるやつで、ビッグサイトとかでやるやつは特に行かなくても問題ないです。
無料バスはあっても時間と体力までは補填してくれません。ビッグサイトに行ってまで説明をききたい企業・業界があるなら飛ばして会社説明会に行きましょう。
あと、説明会参加が必須じゃなくても行っておきましょう。
理由は2つあって、1つは実際に働いている人に会える機会は貴重であること。
実際の業務とか転勤とかそういうのをパンフレットとかに書いてないところも多いです。しっかり確認していきましょう。まあ本当のことをいうかはわかりませんが
もう1つは迷子にならないためです。
もちろん説明会も遅刻するのはよくないですけど、面接で迷子になって遅刻するよりはずっといいです。
説明会と面接が同じ場所とは限らないですけど、しっかり道のりを確認しましょう。
特に東京駅には気を付けてください。田舎者は確実に迷います。
駅から目的の出口にでるまで30分ぐらいはかかると考えましょう。時間が余っても遅刻するよりはマシ。
で、高専卒の大学院生という身分が就職にどう影響するかって部分ですが、正直わからないです。
ただ、僕みたいに高専の学科と大学の学科の分野が違う場合はそれを選んだ理由を聞かれるのでそこで時間を使えるし、自分の考えを説明できるのはメリットといえるかもしれません。
高専を選んだ結果として
なんとなーく高専を選んで、なんとなく進学して、とくにこれといってやりたいこともなく、たとえて言うなら適当にスーパーを歩いて、前から欲しいと思っていたわけじゃないけど自分のお小遣いで買える範囲で一番おいしそうなお菓子を買った、みたいな感じで進路を選んできました。
間違った選択をしたとは思わないけれど、長期的な目的をもたずに、ごり押しと運でその場しのぎを繰り返してきた感はあります。
ただ、間違いなく言えるのは普通の高校を選んでいたら僕が進学した大学には行けていないだろうということです。
これだけは間違いないです。
もしかしたら今の編入事情では大学にすらいけないのかもしれませんが、少なくとも僕が進学した大学には編入じゃなかったらいけなかったと思います。
大した目的はなかったですが専門科目の授業は間違いなく楽しかったです。
それと逆に専門科目以外の教養科目(英語含む)はとんでもなく退屈でした。
受験のために世界史とかを勉強するのは僕には無理です(FGOのおかげで最近抵抗は少ないですが)
自分のそういった部分がうまく高専にあってて、どうにかこうにかやってこれたんだと思います。
5年間同じクラスメイトだし無駄にカバーしている範囲が広い連中なので何かしら趣味が合う人間がいますからね。
5年も一緒にいれば誰かが誰かの趣味に染まっていることも珍しくないです。
後悔していることは……まあ交友関係が狭く浅くになってしまったこととか、英語がもう本当にダメダメなこととか、雑談しなきゃならないときに女性相手だと何を話せばいいのかわからないとか多少はありますが、これらに対してのメリットはそんなに悪くないトレードだと思います。
誰にでも合う環境ではないのでオススメはできませんが悪くない学生生活になったと思います。
あ~あ。終わっちゃうなあ学生生活。ちょっと寂しいです。
最後に、これから高専進学を考えている人に対しては「研究室のHPを見てみるとモチベになるかもしれない」と、今高専に在学中で特に目的もなく留年ぎりぎりをさまよっている人に対しては「一度本気でテスト勉強をしてみると何か変わるかもしれない」とだけ言っておきます。
それでは。