抹茶タケノコ

毎週日曜に小説の感想を投稿しています。

【感想】アマプラでみた映画の一口感想まとめ その8

今週もアマプラでみた映画の感想をダラダラと書いていくわよ。

 

今週3作。どんどん1週間の視聴数が落ちていくな。流石に気合入れ直そう。

 

目次

 

グリーンブック

話の展開としては、黒人ピアニストが差別の色濃い南部で演奏ツアーをしていき、主人公のトニーがその用心棒として雇われるという話。

 

 

……ではあるし、差別を扱っているシーンもあるんだけど、本筋としてはツアーの中で反発しながらも2人が仲を深めていくところ。

 

うん、最後まで見ることができたけど、感想が難しいタイプの作品だな。

 

ちょっと今から仕事やめてくる

ブラック企業に務めていた青年・青山が飛び込み自殺をしようとした際に、かつての同級生・ヤマモトを名乗る男に助けられる。

 

青山はヤマモトを全く覚えていなかったけど、

ヤマモトと話しているうちに精神的にも明るくなるし、

適切なアドバイスのおかげで仕事も順調に進む・・・

 

というところから始まるストーリーなんですけど、ブラック企業の描写が社会人になったせいか心臓を鷲掴みされた感覚がして見るの苦しかった。

(※僕の勤め先はブラック企業ではないです)

 

でも、精神描写をかなりこだわっていたおかげで

最後まで見ることができたわけなんですが、

すごく心に響いたな……。

 

平日に見てたら衝動的にやめていたかもしれん(※僕の勤め先はブラック企業ではないです)

 

中盤で青山は仕事のミスをして再び自殺を図るまで追い詰められるわけなんですけど、

ヤマモトは「自分の人生がなんのためにあるのか」というありきたりな言葉で説得するんですね。

 

ただ、その言葉は後半で明かされるヤマモトの秘密のおかげでじっくり肉付けされていって、その過程と説得力と空気感が素晴らしく、じわじわと言葉が響いてきます。

 

やっぱ、(少なくとも僕にとっては)物語は感情にどれだけ訴えかけてくれるかというところにあるんだな。

 

仕事きつくなったらもう1回見てみるか(※僕の勤め先はブラック企業じゃありません)

 

くり返し言うと洗脳されてるみたいだな

 

私をくいとめて

脳内に相談役のもうひとりの自分「A」のおかげでおひとりさま生活を満喫している黒田みつ子がある日、年下の営業マン・多田に恋をする。

 

ひとりの生活に慣れきっていたみつ子は距離感のとり方に悩みながらアプローチを始める、というストーリー。

 

作中では恋愛を主軸に進めていたけど、他人の距離感の取り方とか、裏で色々吐き出しちゃう気持ちとかすごく共感できた。

 

それ以上に主演ののんさん(旧芸名:能年玲奈)さんの演技力が凄まじいなって思った。

 

表情や感情の引き出しが多いし、全ての表現が上手で引き込まれた。

 

ただ、演出がちょっと過剰だったかなあ・・・