今週読んだ本の感想を軽く語る記事のその45です。
読んだ本には僕の好みへの適合度を示す指標として以下の基準で点数をつけていきます。
10~9:文句なしに好き。10点は特に好き
8~7:気になるところはあるけど見てよかった。面白かった作品。
6~5:面白かったけど、なんか気になる、もやもやするという部分が勝る作品。
4~3:最後まで見たけど、あまり感じるものがなかった作品
2~1:最後までみてもなんか納得できなかったり、無理して最後まで見た作品。
0:嫌い。
X:評価不可能
#80 アーサー王物語
7点。
Fateシリーズをそこそこ追っかけているうちに元ネタ知りたくなって、
いつも通っている本屋にあったアーサー王系の本を適当に一冊取った結果がこの本です。
胸が熱くなるような、起承転結的な展開にはなってはいませんし
重要っぽい登場人物はあっさり死ぬし、伏線やら登場人物の心理描写など皆無です。
淡々とアーサー王や円卓の騎士の冒険が描写されるだけ。
ですが、概要を把握しつつ、すんなりと最後まで読める程度には面白かったです。
ただ、国だけでなく時代も私たちとはだいぶ異なっているせいか、
倫理観とか価値観についていけない部分があるのは否めないですね。
聖杯が出てくるあたりで察しろという感じではありますが、想像の百倍ぐらいキリスト教の毛色が強いのも印象的でした。
個人的に巻末にある翻訳者の解説も結構興味深い内容になっていたので最後まで読むことをお勧めします。
ちなみに、読み終えた後にちょっと調べたところ、この本はダイジェスト版みたいです。
本当はもっと長いうえに細かな描写もあるとかなんとか。そこまで追いかけるのは・・・まあ、しなくていいかなあ・・・。